「自動販売機を設置してみたいけど、どんな種類があるの?」
「何が売れるのか分からないし、そもそも儲かるの?」
「人気のモデルや費用感を具体的に知りたい」
このようにお考えではないでしょうか?
結論から言うと、自動販売機のラインナップ・種類一覧・人気ランキングは以下の通りです。
ラインナップ・種類一覧 | ・飲料自動販売機 ・食品自販機 ・物販自販機 ・レトロ自動販売機 ・コラボレーション自販機 ・デジタルサイネージ付き自動販売機 ・ロッカー型自動販売機 ・スマート販売機 |
---|---|
人気ランキング | 1位:清涼飲料(缶ボトル) 2位:コインロッカー・各種貸出機他 3位:カード、衛生用品、新聞、玩具他…etc |
本記事では、自動販売機の「種類」「人気モデル」「費用相場」から「設置の流れ」「収益化のコツ」まで、実例ベースで丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、今どんな種類の自動販売機が売れているかが分かるほか、どのくらいの費用と期間で元が取れるかが見えてきます。
ぜひ最後までご覧ください。
24時間 無人で運営可能
国内初の次世代モデルスマート販売機

- 持ち逃げリスク無し
- 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
- テック業界初!3つの物体識別方式を統合
【用途別ラインナップ】自動販売機の種類一覧

自動販売機を用途別にしたラインナップは以下の通りです。
自動販売機の種類一覧 | 特徴 |
---|---|
飲料自動販売機 | ・駅やオフィス、学校など設置可能な場所が多い ・清涼飲料水や缶コーヒー、エナジードリンクなど幅広い商品に対応 |
食品自販機 | ・温度帯ごとに常温・冷蔵・冷凍から選べる機種がある ・弁当やアイスなど食事・軽食の提供が可能 |
物販自販機 | ・スタッフ不要で雑貨や日用品を販売できる ・文具、マスク、化粧品など幅広い日用品を柔軟に扱える |
レトロ自動販売機 | ・ハンバーガーやうどんなど懐かしい商品を自動で提供できる ・金属製のボタンやアナログ表示など昭和風の外観が特徴 |
コラボレーション自販機 | ・飲料・食品・日用品などを1台で同時に販売できる ・キャラクターや企業ロゴ入りの限定商品で話題性や販売促進に繋がる |
デジタルサイネージ付き自動販売機 | ・ディスプレイで企業CMや商品紹介などの広告が流せる ・商品購入後にQRコード表示などでECサイトへ誘導できる |
ロッカー型自動販売機 | ・鍵付きボックス形式で地元農産物の無人販売に使われる ・生産者が商品補充や現金回収を自分で行えるため、直売所代わりになる |
スマート販売機 | ・顔認証やキャッシュレスで自動決済が可能 ・商品を取るだけで決済されるためスピーディーかつ万引き防止に効果的 |
飲料自動販売機|設置台数No.1で初心者向け

種類 | ・ユニバーサル自販機 ・電子マネー対応自販機 ・募金型自販機 ・災害対応自販機 ・AED付帯自販機 |
---|---|
該当メーカー | ・コカ・コーラ ・アサヒ ・伊藤園 ・ダイドードリンコ ・キリン ・大塚製薬など |
販売商品の例 | ・飲料水 ・お茶 ・コーヒー |
導入価格帯 | 委託の場合は設置費用無料が一般的 |
飲料自動販売機は、ペットボトルや缶飲料を販売する機種で、全国各地に広く設置されています。
以下のようにさまざまな決済手段に対応しており、利用者は好みの飲み物を素早く購入できます。
- 紙幣
- 硬貨
- 電子マネー
- QRコード
駅・学校・病院・オフィスビルなどに設置されることが多く、国内に設置されている自動販売機の中で最も台数が多いタイプです。
食品(食べ物)自販機|冷凍食品やアイスで高単価を狙える
対応温度帯 | ・常温 ・冷蔵 ・冷凍 |
---|---|
該当メーカー | ・日清食品株式会社 ・サンデン・リテールシステム ・富士電機 ・株式会社コモなど |
販売商品の例 | ・スナック ・パン ・ゼリー ・アイスクリーム |
導入価格帯 | 約100~200万円程度 |
食品自販機は、飲料以外の加工食品や調理食品を販売できる自動販売機です。
保存方法に応じて常温・冷蔵・冷凍の3タイプに分かれ、それぞれに適した商品を提供します。
たとえば、冷凍タイプでは電子レンジ対応弁当や冷凍スイーツなどを販売できるため、一般的な飲料自販機よりも1商品あたりの単価が高い傾向です。
駅構内・高速道路SA・オフィスビル・スポーツ施設など、人の集まる場所で「軽食の代替手段」として導入が進んでいます。

物販自販機|24Hショップ化で人件費ゼロ

種類 | ・スパイラルラック方式(コイル状のバネで商品を1つずつ押し出す方式) ・コンベアラック方式(棚がスライドして商品を取り出し口に運ぶ方式) |
---|---|
該当メーカー | ・富士電機 ・サンデンなど |
販売商品の例 | ・食品類(スナック、カップ麺、インスタント食品など) ・日用品(マスク、電池、ティッシュ、消毒液など) ・化粧品(リップ、フェイスパック、ミニサイズのスキンケア用品) ・衣類(靴下、インナー、Tシャツなど小さく折りたためる商品) |
導入価格帯 | 約100~200万円程度 |
物販自販機は、飲料や軽食以外の雑貨や衣類などを販売できる無人販売機です。
コンビニに置かれているような日常生活用品を、自動販売機で24時間提供できるため、夜間や無人施設でも稼働可能です。
特徴としては、人を雇わずに物販が可能な点や、商品に合わせたオリジナルラッピングが施されていることが多い点が挙げられます。
レトロ自動販売機|昭和レトロ×ハンバーガーで話題性を演出

種類 | 温蔵機構付き自動販売機(あらかじめ加熱された食品を提供) |
---|---|
該当メーカー | 富士電機 |
販売商品の例 | ・ハンバーガー ・うどん・そば ・トーストサンドイッチ ・カレーライスなど |
導入価格帯 | オークションサイトで数万円~数十万円 |
レトロ自動販売機は、1980年代前後に製造された古いタイプの自販機を再整備した機種です。
ノスタルジックな見た目から「昭和レトロ自販機」としてSNSやTVで取り上げられることも多く、観光施設や道の駅で集客装置として設置される事例が増えています。
ハンバーガーやトーストは、注文後数十秒で加熱済みの商品が出てくるため、加熱設備を持たない店舗でも温かい軽食を無人で提供できます。

コラボレーション自販機|飲食&日用品を一括販売

種類 | ・お菓子付き自販機(お菓子×飲料) ・女性ヘルスケア応援自販機(生理用ナプキン×飲料) ・ストッキング自販機(ストッキング×飲料) |
---|---|
該当メーカー | ダイドードリンコ |
導入価格帯 | 設置費用無料(電気代負担のみ) |
コラボレーション自販機は、飲料、食品、日用品を一つの装置で販売できる小規模なコンビニとして機能します。
商品ごとに温度帯や取り出し口を分ける設計により、冷蔵飲料と常備品の同時販売が可能です。
デジタルサイネージ付き自動販売機|広告売上も狙える

種類 | ディスプレイ一体型自販機(自販機前面に大型液晶を搭載) |
---|---|
該当メーカー | ・スマリテ ・AIICO(アイコ) ・α(alpha) ・スマートベンダーなど |
販売商品の例 | ・飲料水 ・食品 ・日用品 |
価格帯 | 約50~300万円程度 |
デジタルサイネージ付き自動販売機は、前面に取り付けられた大型モニターで動画広告や販促情報を表示できる機種です。
動画はUSB・クラウド経由で差し替えが可能で、商品紹介・キャンペーン告知・ブランド広告など多用途に活用されています。

ロッカー型自動販売機|野菜直売や受取ロッカーに最適

種類 | ・IoT連動型ロッカー自販機(スマホ予約・遠隔解錠機能付き) ・冷蔵機能付き ・野菜専用 |
---|---|
該当メーカー | ・株式会社パルサー ・イーモンズ ・bord station ・YCNなど |
販売商品の例 | ・野菜 ・果実 ・日用品 |
価格帯 | 約10~100万円程度 |
ロッカー型自動販売機は、1つ1つのボックスに鍵がかかった状態で商品を保管・販売できる形式の自販機です。
農産物の直売所として活用されることが多く、生産者が収穫後に直接補充・現金回収できる無人販売手段として定着しています。

スマート販売機|IoT×AIで在庫&決済自動化

種類 | ・センサー自動認識型(AIカメラ・重量センサーで商品を自動判別し決済) ・ドア開閉型(冷蔵庫のように扉を開けて商品を手に取る形式) ・タッチパネル選択型(画面操作+キャッシュレス決済で購入) |
---|---|
該当メーカー | ・スマリテ ・株式会社SGI ・株式会社ブイシンクなど |
販売商品の例 | ・飲料水 ・冷凍食品 ・生鮮食品 ・菓子 ・日用品 |
価格帯 | 約58~250万円程度 |
スマート販売機は、IoT(モノのインターネット)やAIカメラ、センサーを組み合わせて、人の操作を極力減らした自動販売機です。
従来のように商品ボタンを押すのではなく、以下のような仕組みで運用されます。
- AIカメラやセンサーで商品を自動認識し、手に取るだけで決済が完了
- 扉付きのドア開閉型で、瓶や生鮮食品など壊れやすい商品にも対応
- クラウド連携により、在庫・温度・販売状況をリアルタイムで遠隔管理
代表的な機種としては「スマリテ」があり、顔認証決済・HACCP対応・商品認識による非接触購入など多機能が搭載されています。

【メーカー別】新札対応自動販売機の種類一覧

本章では、新札対応自動販売機について以下のメーカー別に紹介します。
- 伊藤園
- ダイドードリンコ株式会社
- 八洋
伊藤園
伊藤園は2024年7月より新札対応を順次進めており、約2年間で全台対応完了を目指しています。
対応完了した自動販売機には「新・旧1000円札 使えます OK」のステッカーが貼られているのが特徴です。

伊藤園で取り扱いのある自動販売機の種類は、以下の通りです。
自動販売機の種類 | 新札対応 | 概要 |
---|---|---|
標準自動販売機 | 順次対応中 | 各種飲料を標準的な価格で販売する一般的な自動販売機 |
キャッシュレス決済対応自販機 | 順次対応中 | 交通系電子マネーに加え、QRコード決済など多様なキャッシュレス決済に対応 |
ウェルネス自動販売機 | 順次対応中 | 缶・PET・紙パック商品を同時に販売できる多商品対応型自動販売機 |
ピカチュウラッピング自販機 | 順次対応中 | 人気キャラクターのピカチュウをデザインに施した装飾型自動販売機 |
ライフライン自動販売機 | 順次対応中 | 災害時に無料で飲料を提供する機能を搭載した防災対応型自動販売機 |
ステントリム自動販売機 | 順次対応中 | ステンレス素材とLED照明を使用した先進的なデザインの自動販売機 |
茶殻配合シート自動販売機 | 順次対応中 | 茶殻を配合したシートを使用し、抗菌機能と環境配慮を両立した自動販売機 |
ユニバーサルデザイン自販機 | 順次対応中 | 幅広い利用者の安全性と使いやすさを重視したバリアフリー対応自動販売機 |
ダイドードリンコ株式会社
ダイドードリンコは新札の流通状況に応じて計画的に対応を進めており、今後数年程度かけて対応完了を目指しています。
ダイドードリンコ株式会社で取り扱いのある自動販売機の種類は、以下の通りです。
自動販売機の種類 | 新札対応 | 概要 |
---|---|---|
標準自販機 | 順次対応中 | 基本的な飲料販売機能を備えた標準仕様の自動販売機 |
Smile STAND自販機 | 順次対応中 | スマートフォン連携機能を搭載した次世代型自動販売機 |
ユニバーサル自販機 | 順次対応中 | 年齢や身体能力に関係なく利用しやすい設計を採用した自動販売機 |
コラボレーション自販機 | 順次対応中 | 企業やブランドとのコラボレーションデザインを施した限定仕様自動販売機 |
災害救援自販機 | 順次対応中 | 災害時に無料で飲料を提供する機能を搭載した防災支援型自動販売機 |
八洋
八洋は新札対応に関して公表していませんが、「新・旧1000円札 使えます OK」の共通ステッカーが貼られている自動販売機は新札を利用できます。
八洋で取り扱いのある自動販売機の種類は、以下の通りです。
自動販売機の種類 | 新札対応 | 概要 |
---|---|---|
八洋オリジナル自販機「Relax Time」 | 順次対応中 | 主要飲料メーカーの人気商品を幅広く取り揃えた総合商品対応自動販売機 |
SDGs推進自販機 | 順次対応中 | 募金機能と災害救援機能を組み合わせた社会貢献型自動販売機 |
AED付帯自販機 | 順次対応中 | AED(自動体外式除細動器)を内蔵した救急対応機能付き自動販売機 |
電子マネー対応自販機 | 順次対応中 | 交通系電子マネーとQRコード決済に対応したキャッシュレス専用自動販売機 |
ラッピング自販機 | 順次対応中 | 設置先の要望に応じたオリジナルデザインを施すことができる自動販売機 |
氷点下自販機 | 順次対応中 | マイナス5℃で冷却された超冷たい飲料を提供する特殊冷却機能付き自動販売機 |
社長のおごり自販機 | 順次対応中 | 社員証を2人同時にタッチすることで無料で飲料を提供する福利厚生型自動販売機 |

【設置台数TOP10】自動販売機の種類別人気ランキング

「一般社団法人 日本自動販売システム機械工業会」の調査結果をもとに自動販売機の種類別人気ランキングを作成しました。
下記ランキングは、2024年12月末時点のデータを基にしております。
ランキング | 設置台数 | 2023年度比 (%) |
---|---|---|
【1位】清涼飲料(缶ボトル) | 1,976,200 | 99.9 |
【2位】その他(コインロッカー・各種貸出機他) | 1,071,300 | 100.0 |
【3位】カード、衛生用品、新聞、玩具他 | 204,200 | 101.4 |
【4位】自動精算機(駐車場・ホテル・病院他) | 162,100 | 102.3 |
【5位】コーヒー・ココア(カップ) | 115,100 | 92.4 |
【6位】乳飲料(紙パック) | 90,000 | 92.3 |
【7位】インスタント麺・冷凍食品・アイスクリーム・菓子他 | 81,200 | 100.2 |
【8位】たばこ | 65,900 | 87.5 |
【9位】両替機 | 62,500 | 99.5 |
【10位】食券・入場券他 | 49,500 | 100.0 |
飲料自動販売機は依然として設置台数が多く、特に清涼飲料(缶ボトル)の自販機が最も普及しています。

オリジナル自動販売機のおすすめモデル3選【2025年版】

2025年におすすめのオリジナル自動販売機は次の3つです。
製品名 | スマリテ | bord station | オリジナルデザイン自販機 |
---|---|---|---|
会社名 | スマリテ株式会社 | 株式会社MJE | 株式会社ユカ |
サイズ | 横幅:710mm 奥行:750mm 高さ:2090mm (重量120キロ) | 横幅:64~120mm 奥行:50~160mm 高さ:19~101mm | 横幅:999mm 奥行:642mm |
商品棚の数 | 4段×2列=8棚 | 3段 | 3段 |
特徴 | 販売可能サイズに規定なし HACCP認可を受けている 在庫管理が自動化されていて簡単 ECサイトへの誘導ができる | プロのデザイナーによるデザイン ECサイトへの誘導ができる | 環境に優しい省エネ |
対応決済方法 | クレジットカード PayPay d払い | クレジットカード 電子マネー QRコード、バーコード決済 | 現金 |
サイネージ機能 | ◯ | ◯ | × |
温度対応 | 常温 冷蔵 冷凍 | 常温 冷蔵 | 常温 冷蔵 |
販売商品 | グッズ 野菜 果物 美容など (なんでも売れる) | ドリンク スイーツ お惣菜 珈琲豆 サンドイッチなど | 飲料 食品 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマリテ|35万円で導入できるAIカメラ搭載機

製品名 | スマリテ |
---|---|
会社名 | スマリテ株式会社 |
サイズ | 横幅:710mm 奥行:750mm 高さ:2090mm (重量120キロ) |
商品棚の数 | 4段×2列=8棚 |
特徴 | 販売可能サイズに規定なし HACCP認可を受けている 在庫管理が自動化されていて簡単 ECサイトへの誘導ができる |
対応決済方法 | クレジットカード PayPay d払い |
サイネージ機能 | ◯ |
温度対応 | 常温 冷蔵 冷凍 |
販売商品 | グッズ 野菜 果物 美容など (なんでも売れる) |
スマリテは、IoTとAI技術を駆使した無人小売基幹システムを採用する自動販売機です。
スマリテが選ばれる理由は次の通りです。
- 3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)対応
⇒食品から雑貨まで幅広く販売可能 - スマート決済システム搭載
⇒商品を取り出すだけで自動決済 - デジタルサイネージ付き
⇒動画広告やプロモーションに活用できる - クラウド管理対応
⇒リアルタイムで売上・在庫を管理できる
その中でも、2025年に登場した“現場対応型”エントリーモデルは、AIカメラを搭載しながらも本体価格35万円(税抜)〜と、初めて無人販売に挑戦する事業者でも導入しやすい設計が特徴です。
ECサイトと連携した無人販売を考えている方や、IoT技術を活用して売上管理を効率化したい方はお気軽にご相談ください。
24時間 無人で運営可能
国内初の次世代モデルスマート販売機

- 持ち逃げリスク無し
- 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
- テック業界初!3つの物体識別方式を統合
bord station(ボードステーション)|全面ラッピングでSNS映えを量産

製品名 | bord station(ボードステーション) |
---|---|
会社名 | 株式会社MJE |
サイズ | 横幅:64~120mm 奥行:50~160mm 高さ:19~101mm |
商品棚の数 | 3段 |
特徴 | プロのデザイナーによるデザイン ECサイトへの誘導ができる |
対応決済方法 | クレジットカード 電子マネー QRコード、バーコード決済 |
サイネージ機能 | ◯ |
温度対応 | 常温 冷蔵 |
販売商品 | ドリンク スイーツ お惣菜 珈琲豆 サンドイッチなど |
bordstationはデザイン性を重視した自動販売機で、企業のロゴ・ブランドカラーを自由にカスタマイズ可能です。
全面にラッピングが可能で、静止画や動画の広告表示も実装できます。
SNSでシェアしてもらいやすいフォトスポットにもなり得るため、話題性が高まるでしょう。
食品向けの温度調整は限定的なので、雑貨やグッズの販売をメインに考えている事業者に合うかもしれません。
オリジナルデザイン自販機|ブランディング強化に最適

製品名 | オリジナルデザイン自販機 |
---|---|
会社名 | 株式会社ユカ |
サイズ | 横幅:999mm 奥行:642mm |
商品棚の数 | 3段 |
特徴 | 環境に優しい省エネ |
対応決済方法 | 現金 |
サイネージ機能 | × |
温度対応 | 常温 冷蔵 |
販売商品 | 飲料 食品 |
株式会社ユカのオリジナルデザイン自販機は、企業ロゴやキャッチコピーをダイナミックに配置できるフルラッピング対応型です。
自社商品をメインに売りたい方や、イベントやキャンペーンに合わせて台本体を装飾したい方に向いています。
サイネージ機能はありませんが、余計な機能がないぶん導入コストを抑えやすい点がメリットです。

メーカー専用自動販売機のおすすめモデル3選【2025年版】

2025年におすすめのメーカー専用自動販売機は次の3つです。
名称 | 支援型自動販売機 | カーボンオフセット自販機 | 社長のおごり自販機 |
---|---|---|---|
目的 | 社会貢献活動の支援 | 環境保護 CO2排出削減 | 職場内のコミュニケーション活性化 |
特徴 | 売上の一部を特定の団体やイベントに寄付 PR効果が高い | グリーン電力使用によりCO2排出を実質ゼロにする | 2人で社員証をタッチすると無料で飲み物が提供される グッドデザイン賞受賞 |
新札対応 | 流通状況に応じて対応 | 旧紙幣・新紙幣の両方に対応する「ビルバリ」を搭載した自販機を2024年3月から出荷 | 流通状況に応じて対応 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
支援型自動販売機|災害支援・地域貢献に活用可能

名称 | 支援型自動販売機 |
---|---|
目的 | 社会貢献活動の支援 |
特徴 | 売上の一部を特定の団体やイベントに寄付 PR効果が高い |
新札対応 | 流通状況に応じて対応 |
「災害被災地」や「地域の福祉団体」に売上の一部を寄付できる支援型の自動販売機です。
企業や学校、病院など多くの方が利用する場所で導入されることが多いです。
運用コストを抑えながら社会への寄与も実現できます。
メーカー側が商品の補充から管理まですべて行うため、導入者の負担は電気代程度で済むでしょう。
カーボンオフセット自販機|CO2削減でエコ経営

名称 | カーボンオフセット自販機 |
---|---|
目的 | 環境保護 CO2排出削減 |
特徴 | グリーン電力使用によりCO2排出を実質ゼロにする |
新札対応 | 旧紙幣・新紙幣の両方に対応する「ビルバリ」を搭載した自動販売機を2024年3月から出荷 |
アサヒの「カーボンオフセット自販機」は、環境への配慮を重視した省エネ型の自動販売機です。
SDGsに取り組む企業や自治体だと導入をアピールしやすく、社内外の評価が高まりやすいでしょう。
「ビルバリ」機能により旧紙幣・新紙幣の両方に対応できるのも特徴です。
社長のおごり自販機|福利厚生に最適

名称 | 社長のおごり自販機 |
---|---|
目的 | 職場内のコミュニケーション活性化 |
特徴 | 2人で社員証をタッチすると無料で飲み物が提供される グッドデザイン賞受賞 |
シェア率* | 22.00% |
新札対応 | 流通状況に応じて対応 |
サントリーの「社長のおごり自販機」は、一定数まで従業員が無料でドリンクを飲めるよう設定できる自動販売機です。
社員証をタッチして購入を判別する仕組みが採用されているほか、管理画面で「月に何本まで無料」など自由に決められるのが便利です。
社内コミュニケーションを促進したい経営者に評価されています。

自動販売機で売れる変わった商品の種類一覧

自動販売機で売れる変わった商品の種類一覧は以下の通りです。
- おにぎり
- 野菜
- ワイン
おにぎり

「のりを選べる冷凍おむすび」をテーマにしたおにぎり専用の自動販売機が、2024年1月31日よりOsaka Metro 谷町線・天満橋駅 北改札外(2号出入口側)に設置されました。
海苔の老舗「大森屋」が手掛ける冷凍おむすびブランド「のり結び」の直営モデルで、駅利用者だけでなく、周辺住民も通勤・帰宅途中に気軽に立ち寄って購入できる位置に設置されています。
野菜

農家が設置する野菜自動販売機では、朝収穫したキャベツやネギなどの野菜を100~200円程度で販売できます。
機種は鍵付きのロッカー型が多く、動物や盗難被害を防ぎやすい構造です。
スーパーが閉まっている時間帯でも、新鮮な地元野菜を購入できる手段として導入が進んでいます。

ワイン

ワインの自動販売機販売では、パッケージ不良やラベルに傷がある商品を割安で提供可能です。
三菱食品では2022年からスマリテを社内に導入し、品質に問題のないワインを社員向けに無人販売しています。
スマリテは、価格設定や在庫管理が遠隔で可能なうえ、完全キャッシュレス決済にも対応しており、食品ロス削減の実践例として注目されています。

最先端の自動販売機「スマリテ」とは?

最先端の自動販売機「スマリテ」の特徴は以下の通りです。
- 在庫管理・販売管理の自動化が可能
- 扉を閉めるだけで自動で課金・決済
- デジタルサイネージでオフラインから顧客流入を促進
- 農家の買い物不便を解消&新規商圏を創出
在庫管理・販売管理の自動化が可能
スマリテでは、商品を棚に入れるだけで在庫数が自動で記録され、販売ごとにリアルタイムで減算されます。
従来のように手書きやエクセル入力で在庫を管理する必要はありません。
商品検知センサーにより、「日時・商品名・購入価格・購入場所」などの販売履歴も自動で蓄積され、集計や補充の最適化に役立ちます。
扉を閉めるだけで自動で課金・決済

スマリテはスマホのアプリを使用することで、扉を開けて好きな商品を取り出し、扉を閉めるだけで自動で課金・決済が可能です。
この一連の流れは、わずか5秒で完了します。
ユーザーが商品を取り出してから数秒後に自動決済が行われるため、料金未回収リスクや盗難の心配がゼロになります。
デジタルサイネージでオフラインから顧客流入を促進
スマリテは、前面のガラス面にデジタルサイネージ(※オプション)を搭載可能で、商品紹介やキャンペーン動画を大画面で常時表示できます。
設置場所の通行人に対して視覚的に訴求できるため、無人販売機では難しかった商品認知や購入誘導を実現可能です。
【農家向け】顧客の買い物不便を解消&新規商圏を創出
スマリテは農家が生産した野菜や果物を直接販売する場としても有効です。
24時間いつでも購入できるため、交通手段が限られた方や高齢者でもスマートに買い物を楽しめ、地域の買い物不便を解消できます。
▼利用者が撮影したスマリテの買い物シーン動画
さらに、人通りが多い観光地や空港などに設置すれば、これまでリーチできなかった層を取り込むことができ、新規商圏創出にも大きく貢献するでしょう。
クレジットカード専用端末を活用すれば、スマートフォンやアプリが不要で高齢者でもスマートに支払いを完結できる点が大きな魅力です。
24時間 無人で運営可能
国内初の次世代モデルスマート販売機

- 持ち逃げリスク無し
- 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
- テック業界初!3つの物体識別方式を統合

失敗しない自動販売機の選び方|重要な2つのポイント

本章では、失敗しない自動販売機の選び方を2つ紹介します。
- 何を売るのか目的を明確にする
- 機器の耐用年数と更新サイクルを確認
何を売るのか目的を明確にする
扱う商品が飲料だけなのか、それとも食品や雑貨も含むのかで機種選定は変わります。
以下の表を参考に、自分の販売したい商品に合った自動販売機を選びましょう。
商品カテゴリ | 適した自販機の種類 | 理由 |
---|---|---|
ペットボトル・缶飲料 | メーカー専用自動販売機 | 低コストで導入可能。 補充・メンテナンスもメーカーが対応。 |
冷凍食品・スイーツ | 冷凍対応オリジナル自動販売機(スマリテなど) | 冷蔵・冷凍機能が必要なため、一般的な自動販売機では販売不可。 |
雑貨・アパレル商品 | オリジナルデザイン自動販売機 | 商品サイズを自由に設定でき、ブランドイメージの強化にも役立つ。 |
EC連携商品(無人販売型) | IoT搭載のオリジナル自動販売機 | QRコード決済・スマホ連携が可能で、ECサイトと組み合わせた販売ができる。 |
ペットボトル飲料のような定番商品であれば、メーカー提供型でも問題ありません。
ただし、冷凍食品や高単価商品などは、冷蔵・冷凍機能やデザインの自由度が必要なため、オリジナル型の方が収益性を高めやすくなります。
たとえば冷凍餃子を販売する場合、冷凍対応の自販機は必須です。。
機器の耐用年数と更新サイクルを確認
自動販売機は長期的に使う設備なので、耐用年数(どれくらいの期間使えるか)や更新タイミングを考えることも大切です。
一般的な自動販売機の法定耐用年数は5年といわれますが、屋外設置だと劣化しやすく、早めの買い替えが必要なこともあります。
売上機会の損失を最小限に抑えるためにも、更新時期を想定したうえで自動販売機を選ぶことをおすすめします。
▼自動販売機選定時の確認ポイント
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
製品保証・保守 | 保証期間や修理対応の範囲 |
部品交換 | 主要パーツの交換頻度と費用 |
機能の陳腐化 | 新紙幣やキャッシュレス決済対応の可否 |

自動販売機オーナー年収と収益シミュレーション|投資回収期間を計算

冷凍食品を売るケースを例に、1台あたりの売上・原価・運営コストから月間利益を算出し、オーナーが得られる年間利益(≒年収)と投資回収期間を試算します。
販売価格や仕入れ値は地域や商品によって異なりますが、ここでは目安として標準的なモデルを用いています。
▼冷凍食品自販機の収益シミュレーション(1台あたり)
項目 | 計算式・内容 | 金額(円) |
---|---|---|
販売本数 | 1日20個×30日 | ー |
販売価格 | 1個800円 | 800円 |
月間売上 | 600個×800円 | 480,000円 |
商品原価 | 600個×400円(原価50%想定) | 240,000円 |
運営コスト | 電気代7,000円 | 7,000円 |
月間利益 | 480,000円-(240,000円 + 7,000円) | 233,000円 |
年間利益 | 233,000円×12ヶ月 | 2,796,000円 |
初期費用 | 自販機本体 | 2,000,000円 |
投資回収期間 | 2,000,000円÷233,000円 | 約8.6ヶ月 |
1台あたり月23万円の利益が出ると仮定した場合、オーナーの年間収入は約280万円となります。
設置場所を2〜3か所に増やせば、年収500万円以上も現実的です。
導入前に「どのくらいの売上で投資回収できるのか?」を試算し、ビジネスモデルに合った自動販売機を選びましょう。

自動販売機の値段・設置費用を徹底比較【運用方法別】

自動販売機を導入する際にかかる費用を、以下4つの導入方法に分けて解説します。
導入方法 | 設置費用 | 運営費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
購入 | 本体価格:50~200万円程度/台 設置工事費 配送料 | 電気代 メンテナンス費用 保険料 | 長期的に見ればコストが低く抑えやすい 自由度が高い | 初期支出が大きい 管理の負担が大きい |
リース | 基本無料 | 電気代 リース料 (約2万~5万円/月程度) | 初期資金が少なく済む 最新機種を導入しやすい | 長期で見ると支払いが割高 契約審査がある |
レンタル | 基本無料 | 電気代 レンタル料 (約2万~5万円/月程度) | 短期利用に向いている 設置と撤去が手軽 | 商品や機種が選びづらい 長期利用だと割高 |
メーカーに委託 | 一部負担あり(メーカーによって異なる) 設置工事費や配送料は要確認 | 契約にもとづく運営手数料 電気代 | 出資リスクが少ない 補充・管理はメーカー側で対応 | 販売商品が限定的 場所によっては断られることもある |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
購入
設置費用 | 本体価格:50~200万円程度/台 設置工事費 配送料 |
---|---|
運営費用 | 電気代 メンテナンス費用 保険料 |
メリット | 長期的に見ればコストが低く抑えやすい 自由度が高い |
デメリット | 初期支出が大きい 管理の負担が大きい |
自動販売機を購入する場合、最初にまとまった費用が必要ですが、長期的にはレンタルやリースよりコストを抑えられます。
また、 販売商品や価格設定を自由に決められるため、オリジナル商品の販売にも最適です。
ただし、在庫補充や清掃などすべての管理を自分で行う負担があるため、運営の手間も考慮する必要があります。
スマリテの導入概算費用 | |
---|---|
設置費用 | 本体価格:58万円〜、85万円〜 ラッピング費用:5万円/台 【配送・設置】:実費 |
運営費用 | クラウド管理システム:数千円/台 キャッシュレスシステム:無料 通信費用:無料 運営アプリ:無料 STB動画配信・無料 |
リース
設置費用 | 基本無料 |
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運営費用 | 電気代 リース料(約2万円〜5万円/月) |
メリット | 初期資金が少なく済む 最新機種を導入しやすい |
デメリット | 長期で見ると支払いが割高 契約審査がある |
自動販売機のリースは、初期費用をかけずに最新機種を導入できる方法です。
契約期間中は月額リース料を支払い続ける形になるため、長期的には購入より割高になることもあります。
ただし、メンテナンス費用がリース会社負担になることが多く、管理の手間が少ないのが特徴です。
レンタル
設置費用 | 基本無料 |
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運営費用 | 電気代 レンタル料(約2万円~5万円/月程度) |
メリット | 短期利用に向いている 設置と撤去が手軽 |
デメリット | 商品や機種が選びづらい 長期利用だと割高 |
レンタルは、イベントや期間限定販売など、短期間だけ自動販売機を利用したい場合に最適です。
設置から撤去までレンタル会社が対応してくれるため、 導入のハードルが低いのが特徴です。
ただし、レンタル期間が長くなるほど費用負担が増すので、長期運用を考えるなら他の方法と比較するといいでしょう。
委託
設置費用 | 基本無料 |
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運営費用 | 契約にもとづく運営手数料 電気代 |
メリット | 出資リスクが少ない 補充・管理はメーカー側で対応 |
デメリット | 販売商品が限定的 場所によっては断られることもある |
委託とは、メーカーが自動販売機を設置・管理し、売上の一部が収益になる仕組みです。
初期費用はゼロで、補充やメンテナンスもメーカー側が対応するため、手間をかけずに副収入を得たい場合におすすめです。
ただし、設置される商品を自由に選べず、売上に対する利益もそれほど得られないため、設置目的によっては適さない場合もあるのでご注意ください。

自動販売機設置業者2タイプ比較|飲料メーカー or 専業オペレーター

自動販売機設置業者の種類は、以下の2つです。
- 飲料メーカー|ブランド力とサポート重視
- 専業オペレーター|複数メーカー混載で自由度高
飲料メーカー
飲料メーカーが設置する自動販売機は、自社ブランドの商品を中心に構成され、設置先との契約に応じてメーカー側が機器管理や補充を行います。
具体的には、以下のような主要な飲料メーカーが自動販売機を設置しています。
- コカ・コーラ:炭酸飲料・エナジードリンクが豊富
- アサヒ飲料:ミネラルウォーターや乳酸菌飲料が中心
- 伊藤園:緑茶・健康志向の商品が多い
- ダイドードリンコ:缶コーヒーと機能性飲料に強み
商品ラインアップはメーカーごとに異なるため、特定ブランドを統一して販売したい場合に適した設置方法です。
専業オペレーター
専業オペレーターは、複数の飲料メーカーの商品を1台の自動販売機で取り扱う事業者です。
たとえば、コカ・コーラと伊藤園の商品を混在させて販売することも可能で、商品選定の自由度が高いのが特徴です。
また、設置・補充・故障対応などの窓口が1社に集約されており、管理面の負担も軽減されます。
専業オペレーターの業者例は以下の通りです。
- ジャパンビバレッジ
- サンベンディング
- 株式会社ナムコ
- 株式会社サンポー
自動販売機の種類として「メーカー機」「紙コップ自販機」「ミックス機」などが選択できます。

【設置場所別】自動販売機の売上を最大化するポイント

本章では、自動販売機での売上を最大化するための設置場所選びについて解説します。
- 駅・空港・観光地|インバウンド需要を狙う販売戦略
- オフィス・ビジネス街|忙しい社会人向けの最適商品を出す
- 病院・学校・ジム|健康志向を意識した商品戦略
駅・空港・観光地|インバウンド需要を狙う販売戦略
旅行者や出張者が多く、短時間で商品を購入したい方が集まるエリアです。
旅先や移動時にサッと買える飲み物や軽食はニーズが高く、人通りが多いことも相まって販売本数が伸びやすくなります。
駅・空港・観光地で売れやすい商品は次の通りです。
- ペットボトル・缶飲料
- スナック菓子
- お土産向け商品
- 充電器・モバイルバッテリー
オフィス・ビジネス街|忙しい社会人向けの最適商品を出す
仕事の合間にサッと購入できる商品が求められるエリアです。
単価が多少高くても、「健康」「高品質」な商品なら売れやすいのが特徴です。
オフィス・ビジネス街で売れやすい商品は以下を参考にしてください。
- コーヒー・エナジードリンク
- 栄養補助食品(プロテインバー・ナッツなど)
- 高単価スイーツ・パン

病院・学校・ジム|健康志向を意識した商品戦略
健康意識の高い利用者が多い施設は、価格よりも品質やヘルシーさを重視した商品が好まれるエリアです。
病院・学校・ジムで売れやすい商品は次の通りです。
- ミネラルウォーター・低糖質飲料
- 無添加・オーガニック食品
- プロテイン・健康スナック
安心感と健康面に配慮したラインナップにすることで、リピート利用が期待できるでしょう。

自動販売機の設置手順|オリジナル・メーカー専用

本章では、自動販売機の設置手順をオリジナル自販機とメーカー専用自販機に分けて紹介します。
オリジナル自販機
オリジナル自販機を設置する手順は、以下のとおりです。
要件のヒアリング
販売元(自動販売機メーカー)は、次のような点をヒアリングし、最適なプランを提案します。
- 販売したい商品は?(飲料・冷凍食品・雑貨・限定商品など)
- ターゲット層は?(会社員・観光客・健康志向の方など)
- 設置目的は?(売上向上・ブランディング・顧客満足度向上など)
これらの情報をもとに、最適な自動販売機の仕様や運用プランを決定します。
デザイン作成と確認
ヒアリング内容をもとに、企業専用のラッピングデザインやサイネージを作成します。
デザイン案を提示し、修正を加えながら最終デザインを決定していく流れです。
設置場所の確認と測定
設置予定場所のスペースや電源供給を確認し、自動販売機のサイズや適切な温度帯、消費電力などの条件を測定します。
交通量やターゲット層に合わせた場所選びも行いましょう。
設置準備と工事
必要に応じて、設置場所の整備や電源工事、搬入ルートの確保を行います。
設置する自動販売機の搬入時にトラブルがないよう、現場環境を事前に整えましょう。
商品設定と在庫管理の導入
自動販売機で販売する商品の設定を行い、適切な在庫管理システムを導入します。
RFIDや重量センサーを用いて、リアルタイムでの在庫管理が可能になります。
運用開始とサポート体制
設置完了後、自動販売機の運用を開始します。
定期的なメンテナンスや商品の補充もサポート体制が整っており、安心して運用できます。
QRコードをスキャンし、商品を納入して扉を閉めれば棚入完了するので、比較的ラクに運用できるでしょう。
メーカー専用自販機
メーカー専用自販機を設置する手順は、以下のとおりです。
要件の確認
メーカーと事業者の間で、販売したい商品や自動販売機の設置目的、ターゲット層について詳細な要件を確認します。
メーカーは商品ラインナップに合わせた運用プランを提案してくれるでしょう。
機種選定と確認
事業者は、提供される自動販売機の機能やデザイン、商品ラインナップを確認します。
必要に応じてロゴやカラーなど専用デザインを取り入れ、商品特性に合わせた自動販売機を選ぶのが大切です。
また、自動販売機の機能(冷蔵・常温など)もメーカーに事前に確認しましょう。
設置場所の確認と測定
事業者は、設置場所のスペースや電源供給状況を確認し、自動販売機のサイズ・消費電力・アクセスのしやすさを考慮します。
交通量やターゲット層をメーカーが分析し、最適な設置場所を事業者に提案してくれるでしょう。
設置準備と工事
設置場所の整備や電源工事をメーカーが担当します。
必要な配線工事や設置作業をスムーズに進めるために、事業者は搬入ルートの確保など、事前の準備を行いましょう。
商品設定と運用準備
メーカーは自動販売機で販売する商品の設定を行い、在庫管理システムを整備します。
在庫補充やメンテナンスをメーカーがすべて担当するため、事業者は運用の手間を最小限に抑えられます。
運用開始とサポート体制
自動販売機が設置された後、メーカーが定期的にメンテナンスや商品補充を行ってくれるため、事業者は長期的に安定した運用が可能です。
運営状況に応じたサポート体制が整っているため、事業者は安心して運営できます。

自動販売機設置のメリット・デメリット

自動販売機の設置前に、以下のようなメリット・デメリットを把握し、自社の環境に適した運用計画を立てるのが重要です。
メリット | ・人件費がかからず、24時間無人販売ができる ・1〜2㎡程度の狭いスペースに設置でき、空き地や店舗前を活用できる ・販売管理や在庫確認を遠隔で行える機種もある |
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デメリット | ・電気代やメンテナンス費用が毎月かかる ・天候や立地によっては売上が安定しない ・商品補充や故障対応に人的作業が必要 |
設置場所の選定や機種の性能によって、収益性は大きく左右されます。
メリットを最大限に活かしつつ、デメリットへの対策もあらかじめ講じることで、長期的な利益確保が可能になるでしょう。

自動販売機を設置する際の注意点

本章では、オリジナル自動販売機を設置する際の注意点を3つ紹介します。
- 据付基準の遵守が必要
- 商品の定期補充と清掃が必要
- 営業許可申請が必要
それぞれ詳しく見ていきましょう。
据付基準の遵守が必要
オリジナル自動販売機を設置する際は、日本工業規格(JIS)に基づいた据付基準の遵守が必要です。
例えば、据付面にはアンカーや固定金具で固定できるコンクリートやアスファルトが求められ、自販機の傾きは1度以内に調整するのが基準とされています。
これにより、安全性が確保され、設置後の運用トラブルを防止できます。
商品の定期補充と清掃が必要
自動販売機を運用する際、売れた商品の在庫を適切に補充し、在庫切れを防ぐのが重要です。
在庫切れが続くと売上機会を失うリスクが高まります。
また、賞味期限の管理も不可欠で、衛生的な運用のためには定期的な機械の清掃も必要です。
作業体制やマニュアルを整備し、責任者を指定することで、効率的かつ安全な運営を確保しましょう。
「スマリテ」は、自動在庫管理や賞味期限切れ商品の自動検出機能を備えており、手間を大幅に削減することで、安全かつ効率的な運営をサポートします。
営業許可申請が必要
自動販売機を導入する際は、販売形態に応じた適切な営業許可を取得する必要があります。
販売形態ごとに必要な営業許可と申請方法を、以下の表にまとめました。
販売形態 | 必要な営業許可 | 申請方法 |
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商品を仕入れてそのまま販売する場合 | 自動販売機による販売業の届出 | 各自治体の保健所に申請 |
自社で製造した商品を販売する場合 | 食品製造業の営業許可 | 各自治体の保健所に申請、食品衛生責任者の資格が必要 |
アルコール飲料を取り扱う場合は、酒類販売業免許が必要で、税務署への申請が求められます。
また、未成年者への販売防止策を整えることも必須です。
正しい手続きを行い、安全かつ合法的に運用を開始しましょう。

自動販売機に関するよくある質問

ここからは、自動販売機に関するよくある質問に6つ回答します。
- 英語で何と言う?
- 個人でも設置できる?
- 自動販売機特例とインボイス対応は?
- 自動販売機の高さはどれくらい?
- 電気代はどれくらい?
- 昔の自動販売機は今でも入手できる?
英語で何と言う?
「自動販売機」は英語でvending machine(ベンディングマシン)と表現されます。
海外でも一般的に使われる言葉で、飲み物やスナックを販売する機械を指します。
個人でも設置できる?
はい、個人でも自動販売機を設置することは可能です。
ただし、自治体の許可が必要な場合があります。
また、食品や飲料を扱う場合、食品衛生法に基づいた営業許可が必要になることもあるため、事前に確認が必要です。
自動販売機特例とインボイス対応は?
インボイス制度における「自動販売機特例」が適用される場合があります。
この特例では、自動販売機を使用して行う3万円未満の小規模な取引に対して、インボイスの交付および保存の義務が免除されます。
詳細は、各自治体や税務署に確認してみましょう。
自動販売機の高さはどれくらい?
自動販売機の高さは機種によって異なりますが、一般的には約1.8メートルから2メートル程度です。
設置スペースに合わせた自販機を選定する際は、具体的な寸法を確認することが重要です。

電気代はどれくらい?
自動販売機の電気代は、使用する機能や設置場所の条件によって異なりますが、一般的には月に約2,000円から3,000円程度です
冷凍・冷蔵機能や照明、加熱機能がある自販機の場合は、電気代が高くなる可能性があります。

昔の自動販売機は今でも入手できる?
昔の自動販売機は、中古市場やネットオークション、専門のレトロ機械販売店などで入手可能です。
コレクター向けに整備されたモデルや、部品取り用として販売されているケースもあります。
状態によって価格や修理の手間が大きく異なるため、購入前の確認が重要です。
まとめ
本記事では、自動販売機のラインナップ・種類一覧・人気ランキングまで幅広く紹介してきました。
それでは、この記事の要点を振り返ってみましょう。
- 飲料自販機は設置台数が最も多く、駅・学校・オフィスで安定して売上が出せる
- 食品や雑貨を売るなら、冷凍対応やスパイラル方式の物販自販機が有効
- 売上と話題性を両立させたい場合は、レトロ自販機やラッピング可能な自販機が効果的
- スマリテはAIカメラや決済自動化に対応し、無人運営でも管理が簡単
- 自動販売機の購入は自由度が高く長期向け、レンタルは短期イベントに向く導入方法
- 販売場所に応じて売れる商品が異なり、駅なら飲料、病院なら健康食品が売れ筋
- オリジナル自販機の購入費用は35万円~(スマリテ)だが、100万円を超える自販機も存在する
- 設置には据付基準や衛生管理のルールがあり、営業許可の取得も必要になる
本記事を参考に、自社や事業目的に合った自動販売機を導入し、安定収益につなげてみてください。