「無人販売冷蔵庫にはどんな種類があるの?」
「無人販売冷蔵庫の導入事例が見たい」
「無人販売冷蔵庫のメリットに加えてデメリットも知りたい」
無人販売冷蔵庫の導入を検討する上で、上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
結論として、おすすめの無人販売冷蔵庫は以下の4つです。
- スマリテ|『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
- マルチ君(FRM10D5CZ1NM)
- スマートスタンド
- ど冷えもん NEO
本記事では、「おすすめの無人販売冷蔵庫」の紹介から、無人販売冷蔵庫の「メリット・デメリット」、「導入事例」を解説しています。
この記事を読むことで、「効率的かつコストを抑えた店舗運営」や「顧客満足度の向上」が実現できます。
ぜひ、最後までご覧ください。
無人販売の国内初革新的ソリューション「スマリテ」とは?
無人販売冷蔵庫とは?
無人販売冷蔵庫とは、店員がいない状態で商品を購入できる冷蔵庫のことを指します。
主にフードや飲み物などが販売されており、設置場所としては駅やオフィスの一角などが一般的です。
このような冷蔵庫は、自動販売機の中でも特に人気のある機種として注目されています。
従来の自動販売機では、機能や構造の制約から販売できる商品が限定されていました。
しかし、最新の自動販売機では「冷蔵機能」に加えて「屋外設置」や、「さまざまな商品形状に対応」、「大容量収納」など、多くの制約をクリアしています。
これにより、販売される商品の種類が増え、利用者の利便性が向上しました。
2024年おすすめの無人販売冷蔵庫4選
本章では、当メディア編集チームが厳選した「おすすめの無人販売冷蔵庫4選」を紹介します。
各無人販売冷蔵庫の特徴などをまとめた比較表は以下の通りです。
スマリテ | マルチ君(FRM10D5CZ1NM) | スマートスタンド | ど冷えもん NEO | |
---|---|---|---|---|
商品イメージ | ||||
本体価格 | 58万円、85万円程度 |
約100万円 |
約200万円 | 約200万円 |
対応可能な温度帯 | 常温・冷蔵・冷凍 | 冷蔵:-10℃〜、常温:18℃〜5℃ | 冷蔵対応 | 冷凍(−18℃~−25℃)・冷蔵(0~10℃) |
ストック商品数 | 4段×2列=8棚 | 最大140個 | 5棚 | 最大300 個 |
「スマリテ」『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
本体価格 | 58万円、85万円 |
対応可能な温度帯 | 常温・冷蔵・冷凍 |
ストック商品数 | 4段×2列=8棚 |
「スマリテ」は、1台で『常温・冷蔵・冷凍』の3つの温度帯に対応しています。
この機種には高精度な温度センサーが搭載されており、遠隔からリアルタイムで温度を確認できるため、機器トラブルによる事故を未然に防ぐことが可能です。
加えて、スマリテは国内でHACCP認可を受けている数少ない無人販売冷蔵庫の1つです。
この認可によって、高い衛生基準を満たしていることが証明されるため、消費者の信頼を得ることができます。
賞味期限切れの食品があった場合には自動的に販売を停止する機能や、ドアが開けっ放しになった場合にアラートが鳴るシステムがあります。
これにより、運営者は安全性に対する高い意識を持ち続けることができ、消費者も安心して商品を購入することができます。
さらに、国内最先端技術の導入により、「QRコードをスキャン」→「扉を開けて商品を取り出し」の2STEP購入も実現しています。
このプロセスは、利用者にとっての手間を減らすだけでなく、持ち逃げのリスクも大幅に削減することができます。
\ 最新技術のスマート販売機が50万円台~/
マルチ君(FRM10D5CZ1NM)
本体価格 | 約100万円 |
対応可能な温度帯 | 冷蔵:-10℃〜、常温:18℃〜5℃ |
ストック商品数 | 最大140個 |
「マルチ君(FRM10D5CZ1NM)」は、その全長が180cm以上あり、遠くからでも人々の目に留まりやすい特徴があります。
店舗や商品プロモーションの広告塔としても活用でき、特に人口の多いエリアや商業施設に設置すると効果を発揮します。
さらに、機能性も優れていて、最大140個の収納が可能です。
商品を入れる棚や仕切りが稼働式で自由度が高く、商品に合わせて調整できるため、効率的に商品を陳列できます。
スマートスタンド
本体価格 | 約200万円 |
対応可能な温度帯 | 冷蔵対応 |
ストック商品数 | 5棚 |
「スマートスタンド」は、在宅勤務中や仕事と育児を両立する忙しい方々に非常に便利な無人販売冷蔵庫です。
オフィスやマンションに設置することで、職場近くに店舗がなく昼食の買い物に苦労している方々も簡単に利用できます。
また、スマートスタンドの利便性は、専用アプリTukTukを使って商品を簡単に受け取れる点にも表れています。
利用者はアプリに表示されるQRコードをスマートスタンドにかざすだけで、扉のロックが解除されます。
忙しい日常生活の中でも、迅速かつ簡便に食品を入手できます。
ど冷えもん NEO
本体価格 | 約200万円 |
対応可能な温度帯 | 冷凍(−18℃~−25℃)・冷蔵(0~10℃) |
ストック商品数 | 最大308個 |
「ど冷えもん NEO」は、最大308個の商品を販売することが可能で、大容量収納を実現しています。
多種多様な商品ラインナップを一台に集約できるため、運営業者は在庫管理や補充作業の効率化を図ることができます。
この大容量の利点は、頻繁な補充作業を必要としないため、人件費の削減や運用コストの最小化にもつながります。
さらに、ど冷えもん NEOには期限を過ぎた商品を自動的に“準備中”表示に切り替え、販売を停止する機能が搭載されています。
これにより、消費者に対して安全な商品提供が確保されると同時に、賞味期限切れ商品の誤販売を防ぎます。
おすすめ記事:おすすめの冷凍自販機
無人販売冷蔵庫の導入事例
無人販売冷蔵庫の導入は、多くの企業にとって非常に効果的な手段となっています。
この章では、具体的な導入事例を紹介し、各企業がどのようにして無人販売冷蔵庫を活用しているのかを見ていきます。
これにより、無人販売冷蔵庫の実際の運用方法やその利点を具体的に理解することができます。
三菱食品の事例
三菱食品は、「スマリテ」の無人販売冷蔵庫を利用し、食品ロス削減の取り組みを実施しています。
この取り組みでは、品質や中身に全く影響がないものの、パッケージやラベル不良などで販売ができない商品を社員向けにお買い得価格で販売しています。
遠隔で在庫状況の確認や温度調節などもできるため、効率的な管理が可能です。
社員からは、
- 「品質には全く問題ないし、安く購入できるので有難い」
- 「購入したいときに購入することができるので便利」
- 「いつ商品が補充されるか定期的にチェックしている」
といった声が寄せられています。
無人販売冷蔵庫を活用することで、廃棄予定の商品を有効に利用し、さらには社員の満足度向上にも貢献することができます。
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東関東自動車道酒々井パーキングエリアの事例
東関東自動車道酒々井パーキングエリアでは、次世代型無人販売冷蔵庫「スマリテ」の実証実験を開始しました。
この実証実験では、店舗営業時間外でも食品やお土産を簡単に購入できるようにすることで、利用者の利便性向上を図っています。
パーキングエリアにこの無人販売冷蔵庫を導入したことで、お土産や食品を新鮮に保ち、美味しい状態で提供できています。
スマリテは、アプリからQRコードをスキャンすることで扉が開き、商品を取り出すと自動的に決済が完了する仕組みです。
これによって、従来の自動販売機では考えられない新しい体験を提供し、販売手法の革新をもたらしました。
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カフェけやきの事例
埼玉県比企郡川島町にある「カフェけやき」では、コーヒー豆の自動販売機を導入しました。
この冷蔵自販機では、「コーヒー豆」「コーヒーミルク」などの販売を行っています。
商品ディスプレイ内には、購入案内やコーヒーの説明用のPOPが貼られており、顧客にとって分かりやすい情報提供を行っています。
この取り組みによって、来店客は営業時間外でも冷えたコーヒーを手軽に購入することができます。
シャポー船橋の事例
シャポー船橋は、パナソニック製の無人販売冷蔵庫を導入し、5時30分から24時までの無人販売を実現しました。
この冷蔵自販機は、洋菓子、寿司、パスタなどを販売対象とし、消費者の利便性向上と店舗運営の効率化に大きく貢献しています。
過去には同様の取り組みでパンを7,000個以上販売するなど、その効果は絶大です。
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無人販売冷蔵庫が中古で買えるおすすめサイト3選
無人販売冷蔵庫の導入を検討している方にとって、コストを抑えるために中古品を探すことは非常に有効な手段です。
この章では、中古の無人販売冷蔵庫が購入できるおすすめのサイトを3つ紹介し、それぞれの特徴と利点を解説していきます。
メルカリ
メルカリでは、インテリアチックな無人販売冷蔵庫が比較的安価で手に入ります。
相場は約2万円ほどで、一般の方向けに無人販売冷蔵庫が販売されており、種類も豊富です。
特に、デザイン性を重視したい方にはぴったりの選択肢です。
ジモティー
ジモティーでは、業者向けに大型の無人販売冷蔵庫が売られています。
相場は約15万円ほどで、新品と中古の商品が販売されているため、それぞれを見比べて最適な無人販売冷蔵庫を選ぶことができます。
また、実際に無人販売店で使用されていた中古品が多く見られます。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションでは、新品と中古の無人販売冷蔵庫が販売されています。
相場は約10万円ほどで、「飲食店用」や「野菜用」など、販売する商品に応じた適切な無人販売冷蔵庫を見つけることができます。
多様な選択肢が揃っており、用途に合わせた冷蔵庫を選びやすいのが特徴です。
おすすめ記事:おすすめのデジタルサイネージ自動販売機5選
無人販売冷蔵庫のメリット・デメリット
無人販売冷蔵庫は、さまざまな利点を持ちながらも、いくつかの課題も抱えています。
この章では、無人販売冷蔵庫のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
メリット
無人販売冷蔵庫は常に一定の低温を保つことで、食材の鮮度維持が可能です。
温度の変動が少ないため、菌の繁殖が抑えられ、新鮮さが長持ちします。
これによって、消費者にそのままの美味しさを届けることができ、品質の高い商品を提供し続けることができます。
また、無人販売冷蔵庫は24時間営業が可能です。
無人で運営することで人件費の削減に繋がるため、運営コストを大幅に抑えることができ、効率的な店舗運営が実現します。
さらに、無人販売冷蔵庫は1㎡の小さなスペースでも設置が可能です。
場所に制約のある都市部でも設置が容易で、土地の有効活用という面でも活躍します。
おすすめ記事:スマリテが専門情報誌「ビジネスチャンス」で紹介されました
デメリット
一方で、無人販売冷蔵庫にはいくつかのデメリットも存在します。
まず、無人販売では店舗に従業員がいないため、盗難や万引きのリスクがあります。
無人販売を開始する前に、キャッシュレス決済の導入や監視カメラの設置など、盗難・万引き対策を検討しておく必要があります。
さらに、無人販売では自販機に異常が発生しても発見や対応が遅れることが予想されます。
対応が遅れると食品が劣化し、食中毒リスクが高まるため、注意が必要です。
対策としては、機器の異常を感知するシステムの導入が推奨されます。
自動で異常を知らせるシステムを取り入れることで、リスクを最小限に抑えることができます。
無人販売冷蔵庫を導入する際には、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、適切な対策を講じることが重要です。
最先端の無人販売冷蔵庫「スマリテ」では、「アプリでスキャン」⇢「商品の取り出す」の2STEPで購入が完了するため、盗難のリスクを大幅に削減しています。
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無人販売冷蔵庫を導入する際の注意点
無人販売冷蔵庫を導入する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。
以下に、主な注意点を詳しく解説していきます。
HACCPに基づいた衛生管理が必要
無人販売ではHACCPに沿った衛生管理が求められます。
無人販売冷蔵庫を導入する前に衛生管理計画書を作成し、導入後はその計画書に基づいてHACCP対応ができているかどうかを確認し、実施記録を付ける必要があります。
HACCP(ハサップ)」は、アメリカのアポロ計画で宇宙食の安全性を確保するために開発された衛生管理システムです。このシステムは、その後、食品業界で高く評価され、次第に世界中に普及していきました。現在では、衛生管理の国際標準として広く認知されています。
食品ラベルの添付を忘れない
調理済食品や食材を無人販売する場合には、食品表示法に則った食品ラベルの添付が必要です。
見た目だけではどのような食材が含まれているか正確にわからないため、アレルギー持ちの人がアレルゲンが含まれる商品を食べてしまうと、命の危険にさらされるかもしれません。
食品ラベルを添付しない、または法律で定められた基準に従ったラベルを作成しないと、罰則が科せられるため注意が必要です。
冷蔵庫内の温度を随時計測する
冷蔵食品を無人販売する場合、冷蔵庫に異常が発生し温度が上昇すると品質が劣化し、食中毒リスクが高まります。
無人販売では、お客様がショーケースを閉め忘れることも考えられます。
これによって冷蔵庫内の温度が上昇し、販売商品が溶けたり品質が劣化したりすることがあります。
食品安全だけでなく、品質にも影響が出てしまうため、入念な注意が必要です。
無人販売冷蔵庫を導入する際には、これらの注意点をしっかりと理解し、適切な対策を講じることが重要です。
「スマリテ」は温度センサーが常時冷蔵庫内の温度を監視しており、遠隔から温度を確認できるため、機器トラブルによる事故を防ぐことができます。
おすすめ記事:野菜を無人販売するメリットとデメリット
まとめ
無人販売冷蔵庫について、基本的な概要からおすすめの製品、さらには実際の導入事例や注意点に至るまで、幅広い情報を提供してきました。
無人販売冷蔵庫は、店員を必要とせず24時間営業が可能なため、コスト削減と利便性向上に大きく寄与します。
しかし、適切な衛生管理や温度管理が欠かせないため、HACCPに基づいた対策や食品ラベルの徹底が求められます。
それでは、この記事の要点を再確認しましょう。
- 無人販売冷蔵庫は24時間営業が可能で、人件費削減に貢献。
- 無人販売冷蔵庫は、HACCPに基づいた衛生管理と食品ラベルの徹底が必要。
- 「スマリテ」や「マルチ君」など、各製品の特徴を理解して選ぶことが重要。
- 実際の導入事例から学び、自社に最適な運用方法を検討する。
- 温度管理や異常検知システムの導入で、食品の安全性を確保する。
無人販売冷蔵庫は、適切な導入と運用によって、大きなビジネスチャンスを生み出す可能性があります。
この記事を参考に、最適な無人販売冷蔵庫の導入をご検討ください。