「食品自動販売機を導入したいけど、リースと購入どちらが得なのかわからない」
「初期費用を抑えたいけど、長期的なコストも気になる」
「リース対応している食品自動販売機の具体的な機種と料金を知りたい」
上記のように、お考えではないでしょうか?
結論、リース対応の食品自動販売機おすすめ4選は、以下の通りです。
- 冷凍自販機(Sタイプ・Fタイプ)
- KV-HSH18 物販自販機18セレ
- オートマチック・スーパー・デリス(ASD)
- ど冷えもんMULTI
本記事では、上記の内容を詳しく解説するとともに、
- おすすめ食品自動販売機3選
- 食品自動販売機はリースと購入どちらがお得?
- 食品自動販売機の営業許可取得の手順
- 食品自動販売機の導入事例
など、食品自動販売機の導入について網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、あなたの事業に最適な食品自動販売機の導入方法と機種選びができるでしょう。
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- 持ち逃げリスク無し
- 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
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リース対応の食品自動販売機4選

本章では、リース対応の食品自動販売機4選を紹介し、それぞれの特徴、導入価格、販売商品の例、屋外設置可否について解説します。
自販機名 | 導入価格 | 販売商品例 | 屋外設置可否 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
冷凍自販機 (Sタイプ・Fタイプ) | 月額19,800円〜 | 【Sタイプ】 餃子、コロッケ、アイス、釣りエサ 【Fタイプ】 ハンバーグ、ジェラート、たい焼き | 可能 | 【Sタイプ】 11セレ対応・コンパクト 【Fタイプ】 大型商品OK・7セレ対応 |
KV-HSH18 物販自販機 | 月額26,400円〜(変動あり) | パン、牛乳、生活用品など | 不可(屋内専用) | 18セレ・屋内専用 |
ASD (スーパー・デリス) | 初期費用無料 | おむすび、サンドイッチ、パン他 | 要問い合わせ | 毎日配送・POS連携 |
ど冷えもんMULTI | 要問合せ | おにぎり、パン、日用品など | 可能 | 最大48商品・電飾パネル付 |
冷凍自販機(Sタイプ・Fタイプ)

名称 | Sタイプ「ど冷えもん」 | Fタイプ「FrozenStationⅡ」 |
---|---|---|
導入価格 | 月額19,800円〜 | 月額19,800円〜 |
販売商品の例 | 餃子、コロッケ、アイス、釣りエサ | ハンバーグ、ジェラート、たい焼き |
屋外設置可否 | 可能 | 可能 |
株式会社アイナスが運営する「自販機ショップ」の冷凍自販機は、月額19,800円からのレンタルで導入可能な業界最安水準のサービスです。
Sタイプ「ど冷えもん」は11セレクション対応でコンパクト設計です。
Fタイプ「FrozenStationⅡ」は7セレクションで大型商品にも対応可能。
両機種とも-18℃〜-25℃の冷凍温度を維持し、餃子やコロッケなどの冷凍食品からアイスクリーム、釣りエサまで幅広い商品を販売できます。
KV-HSH18 物販自販機18セレ

名称 | KV-HSH18 物販自販機18セレ |
---|---|
導入価格 | 月額26,400円〜(契約期間・設置場所により変動) |
販売商品の例 | パン、牛乳、生活用品、お土産、携帯充電器、抗体検査キット |
屋外設置可否 | 不可(屋内専用) |
四国自販機工業株式会社が提供する「KV-HSH18 物販自販機18セレ」は、本体費用・工事費用・保守費用がすべて込みの月額レンタルサービスです。
50年以上の自販機ビジネス実績を持つ同社が、自動販売機メーカーとのパートナー関係と既存メンテナンス網を活用することで、リーズナブルな月額料金を実現。
金融機関の審査は不要で、資産計上の必要もないため経理処理が簡単です。
オートマチック・スーパー・デリス(ASD)

名称 | オートマチック・スーパー・デリス(ASD) |
---|---|
導入価格 | 初期費用無料 |
販売商品の例 | ・おむすび ・サンドイッチ ・カップ麺 ・パン ・お菓子 ・スイーツなど |
屋外設置可否 | 要問い合わせ |
「オートマチック・スーパー・デリス(ASD)」は、ファミリーマートのPOSシステムと連動している食品自動販売機です。
売れ筋商品を毎週分析・陳列しているため、話題の新商品などを消費者にいち早く提供できます。
また、おむすびやサンドイッチといった商品が毎日配送されるため、消費者は常に新鮮な食品を手に入れられます。
ど冷えもんMULTI

名称 | ど冷えもんMULTI |
---|---|
導入価格 | 要問合せ |
販売商品の例 | ・サンドウィッチ ・おにぎり ・パン ・袋菓子 ・トラベルセットなどの日用品 |
屋外設置可否 | 可能 |
「ど冷えもんMULTI」の魅力の一つは、1台で最大48個の食品を販売できる点です。
オフィスビルやショッピングモール、駅構内など、多くの利用者が見込まれる場所に設置することで非常に有効です。
また、電飾パネルが搭載されており、明るく目立つため通行人の注意を引きやすくなります。
その結果、食品自動販売機の利用率が上がり、売り上げ向上に貢献します。

食品自動販売機はリースと購入どちらがお得?設置料金などを比較

結論、食品自動販売機の導入は、短期運用ならリース、長期運用なら購入が有利です。
本章ではこの結論の根拠として、以下の3つの観点からリースと購入にかかる費用を比較していきます。
- 初期費用・設置料金
- 月額コスト・維持費
- トータルコストはどちらが安い?
初期費用・設置料金
項目 | リースの場合 | 購入の場合 |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 本体価格:60万円〜200万円 |
月額料金 | 19,800円〜39,600円(機種により変動) | なし |
設置料金 | 月額に含まれる場合が多い | 10万円〜30万円 |
その他諸費用 | なしまたは軽微(保守費込プランが多い) | 保険・運搬費など別途発生 |
審査 | 不要 | 場合によってはローン審査が必要 |
新規事業への投資リスクを抑えたい場合、リースが圧倒的に有利となります。
まとまった資金調達が不要で、設置料金も月額に含まれるプランが多いため、導入のハードルが低くなるためです。
飲食店の営業資金を圧迫せずに新規事業を始めたい場合は、リースが最適な選択肢といえるでしょう。
月額コスト・維持費
維持費一覧 | リース | 購入 |
---|---|---|
月額料金 | 19,800円〜39,600円 | 0円 |
電気代 | 3,000円〜5,000円 | 3,000円〜5,000円 |
修理費 | 0円(料金に込み) | 実費負担 |
メンテナンス | 0円(料金に込み) | 実費負担 |
保険料 | 0円(料金に込み) | 実費負担 |
運用開始後の月額コストや維持費(修理費・メンテナンス・保険料)の面では、リースと購入で大きな違いが生じます。
これは、故障対応やメンテナンス体制が異なるためです。
購入の場合は月々の固定費が電気代のみとなるものの、突発的な故障時には数十万円の出費が発生する可能性があります。
そのため、安定した収支管理を重視する事業者にはリースがおすすめです。
トータルコストはどちらが安い?
結論、短期(2年以内)ならリース、長期(3年以上)なら購入のほうが安くなる傾向があります。
これは、リースの月額料金が積み重なることで、一定期間を超えると購入費用を上回るためです。
損益分岐点を具体的に計算すると、以下のような結果となります。
- リース総額:約48万円〜95万円
- 購入総額:約70万円〜230万円
結論:リースが有利
- リース総額:約71万円〜143万円
- 購入総額:約70万円〜230万円(変動なし)
結論:購入が有利になる場合が多い
ただし、大手リース企業では金利負担も発生するため、実際の比較では購入の優位性がさらに高まる傾向があります。

【購入型】おすすめ食品自動販売機3選

長期運用でコストパフォーマンスを重視する事業者には、購入型の食品自動販売機がおすすめです。
ここでは、特に注目度の高い3機種をご紹介します。
自販機名 | スマリテ | 自販機タイプ-F-10AVM | KV-HSH18 |
---|---|---|---|
導入価格 | ① 85万円〜(冷凍・冷蔵・常温) ② 58万円〜(冷蔵・常温) | 約110万円(税抜) | 75万円(税抜) |
販売商品例 | ・生鮮食材 ・加工食品 ・飲料 ・軽食類 ・トレカなど | ・飲料(冷蔵・保冷) ・軽食類(お菓子、パンなど) ・雑貨類(Tシャツなど) | ・カップ麺 ・缶ビール&おつまみ ・調味料など |
屋外設置可否 | 不可 | 可能 | 記載なし(通常は屋内推奨) |
主な特徴 | ・HACCP対応で食品衛生管理を徹底 ・クラウド連携による遠隔モニタリング、在庫管理 ・冷蔵庫型扉+自動決済で衛生的かつ非接触 ・サイネージ機能で訴求力UP | ・冷蔵・保冷両対応 ・屋外設置可能 ・多様な商品カテゴリに対応 | ・5年保証&無償出張修理 ・賞味期限管理機能で衛生的 |
スマリテ

名称 | スマリテ |
---|---|
導入価格 | ① 85万円~/台(冷凍・冷蔵・常温対応) ② 58万円~/台(冷蔵・常温対応) |
販売商品の例 | ・生鮮食材 ・加工食品 ・飲料 ・軽食類 ・トレカなど |
屋外設置可否 | 不可 |
「スマリテ」は、HACCP対応やクラウド連携など、衛生管理と遠隔運用に強みを持つ次世代型の食品自販機です。
サイネージ機能による販促支援や、冷蔵庫型の構造によって非接触での購買体験を実現しており、衛生面を重視する現場でも安心して導入できます。
屋内設置専用ではあるものの、取り扱い可能な温度帯や商品カテゴリが幅広く、特に衛生管理や訴求力を重視したい事業者にとって有力な選択肢です。
また、データ収集によって売れ筋分析や商品改善にも活用でき、PDCAを回しやすい点も導入メリットといえるでしょう。
新商品のテスト販売にも適しており、柔軟な運用が可能です。
24時間 無人で運営可能
国内初の次世代モデルスマート販売機

- 持ち逃げリスク無し
- 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
- テック業界初!3つの物体識別方式を統合
自販機タイプ-F-10AVM
名称 | 自販機タイプ-F-10AVM |
---|---|
導入価格 | 約110万円 |
販売商品の例 | ・飲料(冷蔵・保冷) ・軽食類(お菓子、パンなど) ・雑貨類(Tシャツなど) |
「自販機タイプ-F-10AVM」は冷蔵および保冷機能が搭載されているため、温度管理が必要な商品も含めて販売できます。
冷蔵飲料や食品に加え、常温品や雑貨類も扱うことができ、消費者の多様なニーズに応えられます。
防水・防塵設計が施されているため、外部環境に影響されることなく屋外に設置することが可能です。
KV-HSH18

名称 | KV-HSH18 |
---|---|
導入価格 | 75万円(税抜) |
販売商品の例 | ・カップ麺・缶ビール&おつまみ・調味料など |
「KV-HSH18」の動作保証期間は5年間です。
この期間中は無償で出張修理に対応してくれるため、導入後の機器トラブルに対する心配を軽減できます。
さらに、賞味期限管理機能が搭載されているため、食品の鮮度を常に把握でき、徹底した衛生管理が可能です。
これにより、消費者に新鮮で衛生的に安全な食品を提供できます。

食品自動販売機の営業許可取得の手順

自社商品を自動販売機で販売する際には、食品衛生法に基づいた営業許可の取得が必要となります。
ただし、衛生管理の責任は設置業者にあるため、施設管理者が食品衛生責任者を配置する必要はありません。
以下では、小売事業者様向けに営業許可取得の具体的な手順を解説します。
- 設置前の事前準備
- 必要書類の提出手続き
- 食品衛生監視員による調査
- 許可証の受領
設置前の事前準備
食品自動販売機を設置する前には、適切な事前準備が必要です。
これらの準備を怠ると、後の許可取得手続きでトラブルが発生する可能性があります。
事前準備として必要な項目は以下の通りです。
手続き項目 | 内容・ポイント |
---|---|
保健所への事前相談 | ・施設平面図などを持参し、施設基準についての説明を受ける ・食品の安全提供に必要な基準を確認 ・営業許可取得の前提となる重要な手続き |
食品衛生責任者の資格取得 | ・食品衛生法で定められた必須資格 ・取得には特定条件を満たす必要あり ・一定の取得期間がかかるため早めの準備が必要 |
設置場所の条例確認 | ・都道府県や市区町村の条例を必ず確認 ・地域によって独自の設置基準がある場合あり ・国の基準に加え地域要件も満たす必要あり |
必要書類の提出手続き
業許可を取得するためには、以下の書類と手数料を管轄の保健所に提出する必要があります。
書類名 | 備考 |
---|---|
食品営業許可申請書 | 所定の様式に記入 |
営業施設の大要 | 施設の概要を記載 |
設置施設の平面図 | 詳細な設計図が必要 |
付近案内図 | 設置場所の周辺地図 |
食品衛生責任者の資格証明書 | 原本が必要 |
登記簿謄本 | 法人のみ対象・発行後6か月以内の原本 |
営業許可申請手数料 | 金額は自治体により異なる |
オンライン申請ページ:厚生労働省|食品衛生申請等システム
食品衛生監視員による調査
書類提出後、食品衛生監視員による立入検査が実施されます。
この検査では、食品自動販売機が施設基準に合致しているかどうかの確認が行われるため、事前に問題がないかどうか十分に確認しておくことが重要です。
検査項目一覧は、以下の通りです。
検査項目 | 確認内容 |
---|---|
温度管理 | 食品が適切な温度で保存されているか |
衛生状態 | 販売機の内外が清潔で、清掃が行き届いているか |
表示内容 | 商品名、価格、賞味期限などの情報が正確かつ明瞭に表示されているか |
設備基準 | 細菌繁殖や食品の変質を防ぐための設備が適切に設置されているか |
許可証の受領
食品衛生監視員による立入検査で問題がないと判断されると、営業許可証の受領が認められます。
この許可証は、食品自動販売機を用いた営業を法的に認可するものであり、これがなければ営業を行うことはできません。
許可証を受領した後は、いよいよ食品自動販売機での営業を開始することができます。
ただし、営業開始後も継続的な衛生管理と法令遵守が求められるため、定期的な清掃や温度管理を怠らないよう注意が必要です。
参考:厚生労働省
このように、食品自動販売機を用いた営業には、営業許可の取得や継続的な衛生管理が欠かせません。
特にHACCPへの準拠や温度管理体制の整備は、生鮮食品・惣菜を扱う上での必須条件です。
そうした厳しい基準に対応し、次世代型の無人販売を実現するソリューションとして注目されているのが、スマリテ です。
HACCPに準拠した設計により、要冷蔵・要冷凍の食品にも対応可能。
さらに、クラウド型の遠隔管理やサイネージによる販促機能など、従来の自販機にはない多彩な機能を備えており、飲食・小売業の新たな販売チャネルとして導入が進んでいます。

食品自動販売機の導入事例

本章では、食品自動販売機の導入事例を2つ挙げ、利用シーンを紹介します。
- 東関道 酒々井PA
- ファッション文化専門学校DOREME
東関道 酒々井PA

酒々井パーキングエリア(PA)には、「スマリテ」の食品自動販売機が設置されています。
この設置により、店舗の営業時間外でも購入できる食事やお土産品が購入できるようになりました。
夜間の時間帯でも利用できるため、長距離ドライバーや深夜移動をする旅行者にとって非常に便利です。
「スマリテ」は、扉を開けて好きな商品を取り出し、扉を閉めるだけで自動的に課金・決済が可能で、すべてのプロセスがわずか「5秒」で完了します。
これにより、買い物時間を大幅に短縮でき、顧客満足度向上に貢献します。
ファッション文化専門学校DOREME

ファッション文化専門学校DOREMEは、飲料とお菓子を一緒に販売する食品自動販売機を導入しています。
導入背景は、学生からの「学校内でお菓子などの軽食を買いたい」という要望に応えるためでした。
この導入によって、休憩時間中に学校前のコンビニへ行く手間が省け、学生たちの利便性が大きく向上しました。
学生からは、「多忙な専門学生にぴったり」や、友達同士や先生と商品のおすすめし合うことで、「新たなコミュニケーションも生まれた」といった声が寄せられています。
これにより、学校内の生活がより充実し、学生たちの満足度も向上しています。

まとめ
本記事では、リース対応の食品自動販売機について解説しました。
それでは、この記事の要点を振り返ってみましょう。
- リース対応の食品自動販売機おすすめ4選は、冷凍自販機(Sタイプ・Fタイプ)、KV-HSH18物販自販機18セレ、オートマチック・スーパー・デリス(ASD)、ど冷えもんMULTIで、月額19,800円〜39,600円で導入可能。
- リースと購入の比較では、2年以内の運用ならリースが有利、3年以上の長期運用なら購入が費用対効果の面で優位になるケースが多い。
- 購入型のおすすめ3選として、データ収集機能付きのスマリテ(58万円〜)、冷蔵・保冷両対応の自販機タイプ-F-10AVM(約110万円)、5年保証付きのKV-HSH18(75万円)がある。
- 食品自動販売機の営業許可取得は、設置前の事前準備→必要書類の提出→食品衛生監視員による調査→許可証の受領の4ステップで進める必要がある。
- 東関道酒々井PAやファッション文化専門学校DOREMEなどの導入事例では、営業時間外の販売や学生の利便性向上など、顧客満足度の向上を実現している。
本記事を参考に、自社に合った食品自動販売機を選び、販路拡大と顧客満足の向上に役立ててください。