【導入方法別】パン自販機のおすすめ機種9選|価格・設置場所

【導入方法別】パン自販機のおすすめ機種9選|価格・設置場所
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「パン自販機を設置してちゃんと利益が出るのか気になる」
「そもそもどの機種がいいのかわからない」
「初期費用やランニングコストがどれくらいか不安」

このようにお考えではないでしょうか?

結論から言うと、パン自販機の導入方法別おすすめ機種は以下の通りです。

導入方法代表機種特徴
無料設置型
(サービス名)
・コモのパン自販機
・ボスマート
設置費用ゼロで始めやすい
購入型
(製品名)
スマリテ
・KV-HSH18
・F-10AVM
商品や価格を自由に設定でき、売上がそのまま利益につながりやすい
レンタル型
(運営会社名)
・自動販売機JP
・NAMCO
・四国自販機工業株式会社
・I-GATE株式会社
初期費用を抑えつつ安定稼働が可能

本記事では、導入方法別におすすめのパン自販機を始め以下の項目を解説します。

  • パン自販機の導入価格
  • 月間売上・回収目安
  • 設置場所
  • 設置手順
  • 設置事例

この記事を読めば、運営方針に沿ったパン自販機が見つかり、導入後の売上目安までイメージできるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

  • 持ち逃げリスク無し
  • 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
  • テック業界初!3つの物体識別方式を統合
目次

【無料設置型】パン自販機のおすすめ機種2選

【無料設置型】パン自販機のおすすめ機種2選

以下は、無料設置型パン自販機の代表的な2機種を、導入費用や設置条件などで比較した表です。

項目コモのパン自販機ボスマート
導入費用無料(電気代のみ負担)無料(電気代のみ負担)
サイズ要問い合わせ(1種類のみ)専用ラック幅53cm×奥行53cm×高さ150cm(飲料自販機横に増設)
設置場所屋内専用屋内専用
販売商品「ロングライフパン」専用飲料+軽食(菓子パン・カップ麺・菓子類など)
決済方法現金のみ現金(隣接の飲料自販機で決済)
※飲料機が対応するICカード・QR等キャッシュレス決済も利用可
補充・保守体制コモおよび委託オペレーターが商品補充・賞味期限管理・保守を担当サントリーが商品補充・在庫管理・決済システム運用まで対応

次章では具体的な機種の特徴を解説します。

コモのパン自販機|全国2,300台設置

コモのパン自販機|全国2,300台設置
導入費用無料(電気代のみ負担)
サイズ要問い合わせ(1種類のみ)
設置場所屋内専用
販売商品「ロングライフパン」専用
決済方法現金のみ
補充・保守体制コモおよび委託オペレーターが商品補充・賞味期限管理・保守を担当

「学校やオフィスの休憩時間に、サッとパンを買いたい」というニーズに応えてくれるのが、株式会社コモのパン自販機です。

導入費用は無料で、必要なのは月3,000〜4,000円程度の電気代のみです。

パンはすべてコモ製の「ロングライフパン」で、賞味期限が最大60日と長めとなっています。

支払いは現金のみですが、商品補充や期限管理、機械のメンテナンスはすべてコモ社または委託先が対応します。

約2,300台が全国の高校・オフィス・病院などに設置されており、「置くだけで使える」「在庫管理しなくていい」など、初めてでも安心して導入できる仕組みが整っています。

ボスマート|全国18,000店設置

ボスマート|全国18,000店設置
出典:ボスマート
導入費用無料(電気代のみ負担)
サイズ専用ラック幅53cm×奥行53cm×高さ150cm(飲料自販機横に増設)
設置場所屋内専用
販売商品飲料+軽食(菓子パン・カップ麺・菓子類など)
決済方法現金(隣接の飲料自販機で決済)
※飲料機が対応するICカード・QR等キャッシュレス決済も利用可
補充・保守体制サントリーが商品補充・在庫管理・決済システム運用まで対応

「自販機の横にお菓子やパンも置けたら便利なのに」という声から生まれたのが、サントリービバレッジソリューションが展開するボスマートです。

既存の飲料自販機の横に幅53cmの棚を設置し、軽食やパンを一緒に提供できる“オフィスコンビニ”型の仕組みです。

商品は自販機で決済するため、ICカードや現金にも対応。

オペレーターが在庫をリモート監視して補充してくれるので、手間がかかりません。

自販機と並べて置くだけで始められるため、「スペースがないけど福利厚生を充実させたい」という企業に最適です。

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【購入型】パン自販機のおすすめ機種3選

【購入型】パン自販機のおすすめ機種3選

自分の好きなパンを自由に販売したい」「ブランドイメージを大切にしたい」と考える方には、以下の購入型パン自販機がおすすめです。

スクロールできます
項目スマリテKV-HSH18F-10AVM
導入費用58万円~/85万円~75万円~110万円~
サイズ幅710×奥行750×高さ2090mm(520L)
※566LのICタグ方式タイプも用意
幅885×奥行790×高さ1830mmW745×D756×H1830mm
屋内/屋外設置屋内専用屋内専用屋外対応
販売商品種類パン、生鮮食品含むあらゆる食品・飲料(常温~冷凍対応)パン・菓子類など食品全般パン・雑貨・冷蔵飲料等
決済方法・PayPay
・d払い
・クレジットカード(VISA,MASTER,JCB,AMEX,DINERS CLUB)
現金
※キャッシュレス対応可(オプション)
現金
※キャッシュレス対応可(オプション)
補充・保守体制導入者自身で商品補充・衛生管理(クラウド管理システム対応)・導入者または委託業者が商品補充・運用
・購入後5年間の動作保証付き
導入者または委託業者が商品補充・運用
温度帯常温・冷蔵・冷凍(1台で3温度帯対応)常温・冷蔵常温・冷蔵
おすすめポイント・HACCP認証取得機種
・商品を入れるだけで自動検知する先端技術搭載
・遠隔監視機能で温度管理・賞味期限管理も自動化
温度異常時の販売停止機能つき防水・防塵仕様で風雨の屋外に設置可能

それぞれの機種について詳しく解説します。

スマリテ|58万円~/85万円~

スマリテ|58万円~/85万円~
導入費用58万円~/85万円~
サイズ幅710×奥行750×高さ2090mm(520L)
※566LのICタグ方式タイプも用意
屋内/屋外設置屋内専用
販売商品種類パン、生鮮食品含むあらゆる食品・飲料(常温~冷凍対応)
決済方法・PayPay
・d払い
・クレジットカード(VISA,MASTER,JCB,AMEX,DINERS CLUB)
補充・保守体制導入者自身で商品補充・衛生管理(クラウド管理システム対応)
温度帯常温・冷蔵・冷凍(3温度帯対応)
おすすめポイント・HACCP認証取得機種
・商品を入れるだけで自動検知する先端技術搭載
・遠隔監視機能で温度管理・賞味期限管理も自動化

スマリテ」は、HACCP(食品衛生管理基準)に対応した次世代型スマート販売機です。

パンを棚に入れるだけで商品が自動検知・登録され、手書きの記録や煩雑な入力作業は一切不要

忙しい店舗運営を強力にサポートします。

主な特徴は以下の通りです。

  • アプリから価格や在庫状況を自由にコントロールできる
  • IoTによる温度監視と賞味期限通知機能付き
  • デジタルサイネージ標準装備で、商品を「映像で魅せる」ことが可能。

「売れる自販機がほしい」「手間をかけずに安心・清潔にパンを販売したい」方におすすめの高機能&低コストモデルです。

KV-HSH18|75万円~

導入費用75万円~
サイズ幅885×奥行790×高さ1830mm
屋内/屋外設置屋内専用
販売商品種類パン・菓子類など食品全般
決済方法現金
※キャッシュレス対応可(オプション)
補充・保守体制・導入者または委託業者が商品補充・運用
・購入後5年間の動作保証付き
温度帯常温・冷蔵
おすすめポイント温度異常時の販売停止機能つき

KV-HSH18は庫内に温度センサーが付いており、設定温度を超えると自動で販売を停止します。

品質が落ちたパンを誤って販売するリスクを防げるのが特徴です。

5年間の動作保証がついており、その間は無償で修理対応を受けられます。

学校や医療機関など、衛生意識の高い現場にも導入しやすい機種です。

F-10AVM|110万円~

導入費用110万円~
サイズW745×D756×H1830mm
屋内/屋外設置屋外対応
販売商品種類パン・雑貨・冷蔵飲料等
決済方法現金
※キャッシュレス対応可(オプション)
補充・保守体制導入者または委託業者が商品補充・運用
温度帯常温・冷蔵
おすすめポイント防水・防塵仕様で風雨の屋外に設置可能

F-10AVMは防水・防塵(ホコリの侵入を防ぐ構造)設計になっており、天候に左右されず屋外に設置できます。

道の駅観光地駅前などでも対応可能です。

パンや雑貨だけでなく、冷蔵飲料まで販売できるため、ラインナップの幅も広げられます。

110万円とやや高めではありますが、設置場所を選ばない汎用性の高さは大きな魅力です。

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【レンタル型】パン自販機のおすすめ機種4選

【レンタル型】パン自販機のおすすめ機種4選

「初期費用をできるだけ抑えてパン自販機を導入したい」という方には、レンタル型の自販機がおすすめです。

以下は、レンタル型パン自販機の主要4社を比較した一覧表です。

スクロールできます
項目自動販売機JPNAMCO四国自販機工業I-GATE株式会社
レンタル価格要問い合わせ要問い合わせ月額26,400円〜月額33,000円〜
設置環境機種により屋外可否あり機種により屋外可否あり機種により屋外可否あり機種により屋外可否あり
販売商品パン・菓子等の食品から雑貨まで多種多様(機種による)パン・菓子等の食品から雑貨まで多種多様(機種による)パン・軽食・飲料などパン・冷凍品・飲料など
決済方法現金+キャッシュレス等選択可現金+キャッシュレス等選択可現金+キャッシュレス等選択可現金+キャッシュレス等選択可
補充・保守体制・自販機JPが機器提供・設置
・保守サービス標準提供
・商品補充・売上管理は利用者側
・NAMCOが機器提供
・導入時に独自マニュアルで操作研修
・商品補充・運営は利用者側
・月額料金に機器本体・設置工事・保守・保険まで含む
・商品補充・集金は利用者側
・年間3回の定期メンテナンス込み
・商品補充・運営は利用者側
温度帯常温・冷蔵・冷凍(機種による)常温・冷蔵(機種による)常温・冷蔵・冷凍(機種による)常温・冷蔵・冷凍(機種による)

それでは、各サービスについて詳しく紹介します。

自動販売機JP|価格要問い合わせ

レンタル価格要問い合わせ
設置環境機種により屋外可否あり
販売商品パン・菓子等の食品から雑貨まで多種多様(機種による)
決済方法現金+キャッシュレス等選択可
補充・保守体制・自販機JPが機器提供・設置
・保守サービス標準提供
・商品補充・売上管理は利用者側
温度帯常温・冷蔵・冷凍(機種による)

自動販売機JPのレンタルサービスは最短1ヶ月から借りられるため、イベントや短期実証など短期間の利用に最適です。

パンの自販機としてはもちろん、ラッピングオプションを使えば、オリジナルデザインで店舗や商品の世界観を表現できます。

NAMCO|価格要問い合わせ

レンタル価格要問い合わせ
設置環境機種により屋外可否あり
販売商品パン・菓子等の食品から雑貨まで多種多様(機種による)
決済方法現金+キャッシュレス等選択可
補充・保守体制・NAMCOが機器提供
・導入時に独自マニュアルで操作研修
・商品補充・運営は利用者側
温度帯常温・冷蔵(機種による)

NAMCOのレンタルサービスは、レンタル時に独自マニュアルが提供され、機械の使い方やトラブル対応まで丁寧にサポートされます。

操作がシンプルでわかりやすいため、社内や店舗スタッフに任せやすく、自販機を扱った経験がない方でも安心してスタートできる点が魅力です。

四国自販機工業株式会社|月額26,400円~

レンタル価格月額26,400円〜
設置環境機種により屋外可否あり
販売商品パン・軽食・飲料など
決済方法現金+キャッシュレス等選択可
補充・保守体制・月額料金に機器本体・設置工事・保守・保険まで含む
・商品補充・集金は利用者側
温度帯常温・冷蔵・冷凍(機種による)

四国自販機工業のレンタルサービスは、レンタル料金に機器の搬入・設定・撤去に加え、故障時の対応費や保険まで含まれています。

追加費用の発生がなく、予算管理がしやすいため、「設置の手間はかけたくないけど、運用は自分でやってみたい」という方に最適です。

I-GATE株式会社|月額33,000円~

レンタル価格月額33,000円〜
設置環境機種により屋外可否あり
販売商品パン・冷凍品・飲料など
決済方法現金+キャッシュレス等選択可
補充・保守体制・年間3回の定期メンテナンス込み
・商品補充・運営は利用者側
温度帯常温・冷蔵・冷凍(機種による)

I-GATEのレンタルサービスは、利用料金の中に年3回のメンテナンスが含まれています。

さらに希望があれば、デザインラッピングやデジタルサイネージの搭載などにも対応しており、自販機本体を広告塔として活用可能です。

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パン自販機の導入価格・ランニングコスト

パン自販機の導入価格・ランニングコスト

本章では、パン自販機の導入価格・ランニングコストを紹介します。

  • 初期費用|50~200万円
  • ランニングコスト|5,000円~

初期費用|50~200万円

パン自販機を購入して導入する場合、全体で50~200万円ほどの初期費用がかかります。

内訳は以下の通りです。

  • 本体価格(50〜150万円前後が主流)
  • 設置工事費(配線・アンカー施工など)
  • 配送料(地域や重量で変動)

費用を抑えたいと考えるなら、ポイントになるのは本体価格の安さです。

そこでおすすめなのが、スマリテのパン自販機です。

本体価格58万円から、もしくは85万円から導入可能で、さらに各種補助金制度の活用が可能です。

申請サポートも用意されているため、初期コストを抑えたい方はぜひお気軽にご相談ください。

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ランニングコスト|5,000円~

自販機を設置したあとは、毎月の運用費が発生します。

もっとも基本的なのが電気代で、1台あたり5,000~8,000円前後が目安です(使用頻度や冷蔵機能の有無で変動)。

そのほかにも、以下のようなコストがかかるケースがあります。

  • 商品の補充や在庫チェックを行う人件費
  • 機器トラブル時の修理費用
  • 定期点検や清掃などのメンテナンス費用

「どこまで自分でやるか?」を最初に決めておくと、想定外の支出を防げるため、月々のランニングコストは必ず計算に入れておきましょう。

なお、スマリテは月数千円のランニングコストで運用可能なため、小規模運営でもコストを抑えてスタートできます。

パン自販機の設置は儲かる?月間売上・回収目安

パン自販機の設置は儲かる?月間売上・回収目安

本章では、パン自販機の設置で見込める月間売上と回収目安を解説します。

  • 月間売上|3~10万円
  • 回収目安|約20ヶ月

月間売上|3~10万円

パン自販機の月間売上は、だいたい3万~10万円前後がひとつの目安になります。

たとえば、販売価格が1個あたり150~300円のパンを1日10〜30個売った場合、売上は次のようになります。

1個あたりの価格1日あたりの販売個数月間売上の目安
150円10個約45,000円
200円20個約120,000円
300円30個約270,000円
※30日営業を想定。あくまで目安です

たとえば、駅前やオフィス内のように“生活導線上にある場所”では、1日30個以上の販売も十分可能です。

一方、住宅街や個人店舗前などではやや控えめな数字になることもあります。

回収目安|約20ヶ月

100万円のパン自販機を購入して、月に5万円の利益が出せたと仮定すると、約20ヶ月(1年8ヶ月)で元が取れる計算になります。

以下のようなシミュレーションがイメージしやすいでしょう。

  • 初期投資:100万円(機械代・設置費など含む)
  • 月間売上:10万円
  • 利益率:50%(仕入や経費を引いた純利益)
  • 月間利益:5万円
  • 回収期間:20ヶ月

もちろん、利益を早く出すには「売れる場所に設置する」「パンの仕入れコストを抑える」「高単価商品を取り入れる」などの工夫も大切です。

「できるだけ早く黒字にしたい」という方は、スマリテなど補助金活用がしやすい機種を検討してみても良いでしょう。

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パン自販機の設置場所候補4選

パン自販機の設置場所候補4選

本章では、パン自販機の設置場所候補を4つ紹介します。

  • オフィス・ビル内|昼休みの需要が高い
  • 学校・病院|限定空間で売上が安定しやすい
  • 駅前・商業施設・道の駅|人通りが多く高単価商品も売れる
  • 自宅の敷地や個人店舗前|省スペースで副収入を得やすい

オフィス・ビル内|昼休みの需要が高い

働く方が集まるオフィス内では、「お昼を買いに出たくない」「短時間で食事を済ませたい」というニーズに応える形でパンがよく売れます。

導入メリットを整理すると以下の通りです。

メリット内容
安定した売上が見込める昼休み・始業前・残業時など一定のタイミングで需要が発生しやすく、売上がブレにくい
幅広い商品が売れる菓子パン・惣菜パン・サンドイッチなど、多様なニーズに対応しやすくロスも少ない
天候の影響を受けにくい建物内設置のため雨天・猛暑・寒波でも客足が減りにくく、安定稼働が可能

学校・病院|限定空間で売上が安定しやすい

学校や病院のような限られた方しか出入りしない空間では、リピーターによる安定した売上が期待できます。

導入メリットを整理すると以下の通りです。

メリット内容
安定した収益が見込める限られた利用者が繰り返し購入するためリピーターが付きやすく、日々の売上が安定しやすい
習慣的な購買が発生する学生の昼休みや医療従事者の夜勤明けなど、決まった時間帯にパンを買う習慣が定着しやすい
商品管理がしやすい日持ちする常温パンや軽食系が売れ筋となるため、補充頻度や在庫ロスを抑えた運用が可能

駅前・商業施設・道の駅|人通りが多く高単価商品も売れる

流れのある場所では「ついで買い」や「試し買い」が発生しやすく、高価格帯の商品でも売れる可能性があります。

導入メリットを整理すると以下の通りです。

メリット内容
高単価商品の販売が可能「ついで買い」や「ご褒美需要」が発生しやすく、高級食パンやセット商品の販売にも適している
観光・地域限定商品との相性◎地元パンやご当地商品を置くことで観光客の土産ニーズに応えられ、地域PRにもつながる
購買タイミングが多様通勤前・帰宅前・休日の昼など、曜日や時間帯によって幅広い客層にアプローチできる

自宅の敷地や個人店舗前|省スペースで副収入を得やすい

小さなスペースでも設置できる自販機を活用すれば、自宅の敷地や店舗前で手軽にパン販売を始められます

導入メリットを整理すると以下の通りです。

メリット項目内容
小スペースでも設置可能1坪未満のスペースと電源があればOKなため、自宅前や空きスペースを有効活用できる
初期・運用コストが低い小型タイプで機器代や設置費用が抑えられ、副業感覚で無理なくスタートできる
地域密着でリピーター獲得可近隣住民や通行人が定期的に立ち寄りやすく、気軽に買えるパンを置けば自然とリピーターがつきやすい
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パン自販機の設置手順|事前準備~営業開始まで

パン自販機の設置手順|事前準備~営業開始まで

本章では、パン自販機の設置手順を解説します。

  • 保健所に事前相談して設置条件を確認する
  • 営業届・平面図などの必要書類を準備する
  • 書類を保健所またはオンラインで提出する
  • 衛生監視員の現地調査と書類審査を受ける
  • 届出済証を受け取り、自販機の営業をスタートする
STEP

保健所に事前相談して設置条件を確認する

まずは、自販機を設置するエリアを管轄する保健所に相談するところからスタートです。

パンを扱う自販機には「営業許可」ではなく「営業届出」が必要になりますが、書類の内容や申請方法は自治体によって細かく異なる場合があります。

以下のポイントを押さえておくと、相談時にスムーズです。

確認項目内容
相談先設置予定地を管轄する市区町村の保健所
確認する内容営業届出に必要な書類、申請方法、施設基準(例:衛生設備や設置場所の条件)など
相談タイミング設置場所や自販機の機種・仕様が決まった段階で、なるべく早く
注意点自治体ごとに求められる基準が異なるため、ネット情報だけで判断せず必ず現地の保健所に確認を取ること
STEP

営業届・平面図などの必要書類を準備する

保健所で確認した内容をもとに、必要な書類を揃えましょう

提出に必要な書類は以下のようなものがあります。

書類名内容
営業届出書営業者情報・販売内容を記載する書類
自販機設置場所の平面図配置図や什器の位置がわかる簡易な見取り図
食品衛生責任者の資格証明書講習を修了したことを証明する書類
STEP

書類を保健所またはオンラインで提出する

書類の準備が整ったら、提出です。

方法は以下の2つがあり、どちらでも申請できます。

提出方法特徴
保健所窓口に持参職員と直接やりとりでき、申請内容の確認がしやすい
オンライン申請厚生労働省の「食品衛生申請等システム」を利用

オンライン申請の場合は、PDFやJPEG形式で書類をスキャン・アップロードする必要があります。

STEP

衛生監視員の現地調査と書類審査を受ける

申請後、保健所の衛生監視員が現地に来て調査を行います。

ここでは、パンを保管・販売する環境が衛生基準を満たしているかどうかがチェックされます。

審査で見られる内容の一例をまとめました。

チェック項目確認されるポイント
自販機の清潔さ汚れやカビがないか、清掃状況はどうか
温度管理冷蔵機能がある場合は適切な温度で管理されているか
虫や異物の混入防止開口部や周囲環境が衛生的に保たれているか
STEP

届出済証を受け取り、自販機の営業をスタートする

審査を通過すると「営業届出済証」が発行され、正式に自販機営業が可能になります。

とはいえ、初めて食品販売の届出を行う方にとっては、「申請が大変そう」「手続きが不安」と感じることもあるかもしれません。

そのような方におすすめなのが、届出対応や申請代行をサポートしてくれる自販機を選ぶことです。

たとえば、スマリテは以下のようなサポート体制が整っており、初めてでも安心して導入できる点が好評です。

スマリテの特徴内容
HACCP対応の安心設計生鮮パンや惣菜パンなど、短期消費型食品の販売にも適応
営業届出に対応食品衛生法に準拠した運営体制で、申請の条件をスムーズにクリア
申請代行サポートあり届出や必要書類の手続きを代行

初めての方でも手間なく進められる安心の体制を提供
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パン自販機の設置事例3選

パン自販機の設置事例3選

本章では、パン自販機の設置事例を3つ紹介します。

  • 有限会社ドリームベーカリー|惣菜・菓子パン自販機
  • 縁道パン|売れ残りパン自販機
  • エーワンベーカリー|訳ありパン専用自販機

有限会社ドリームベーカリー|惣菜・菓子パン自販機

場所神奈川県座間市ひばりが丘
自販機の特徴パン・弁当・おにぎりなど8台設置
商品の内容学校給食の残り/惣菜パン/スイーツパンなど
価格帯50円〜200円
狙い食品ロス削減/地域コミュニティとの接点づくり

給食販売の売れ残りパンやお得な惣菜パンが並ぶ、地域密着型の人気自販機。

自動販売機を通じて食品ロス削減とお得感のある商品提供を実現しています。

縁道パン|売れ残りパン自販機

場所神奈川県横浜市・関内駅構内
自販機の特徴ロッカー型/夜間のみ販売/電源不要
商品の内容焼き立て当日の売れ残りパン(食パン・惣菜パン等)
割引価格定価の約30%オフ
効果フードロス削減(年間1.2トン削減見込み)

「夜だけオープン」「3割引きで買える」というユニークな運営で注目されているのが、関内駅構内に設置された縁道パンの自販機です。

近隣のパン屋と連携し、まだ食べられるパンをお得に販売しています。

エーワンベーカリー|訳ありパン専用自販機

場所大阪市北区南森町・工場前
自販機の特徴約30年以上稼働/日によって補充時間や内容が異なる
商品の内容型崩れ・規格外のパンセット
価格帯すべて税込200円/おつり対応なし
狙い長年のフードロス削減活動を継続

パン製造工場の前に設置された“訳ありパン”専用の自販機です。

型崩れやキャンセル品といった理由で正規販売できなかったパンを、1セット200円で提供しています。

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パン自販機に関するよくある質問

パン自販機に関するよくある質問

本章では、パン自販機に関するよくある質問と回答を紹介します。

  • 商品はどのくらい日持ちする?
  • 補充や清掃は誰が行う?
  • 電源がない場所でも設置できる?

商品はどのくらい日持ちする?

パン自販機で扱われるパンは、長持ちするように工夫された専用商品が多いです。

代表的な保存期間の目安は以下の通りです。

パンの種類保存期間の目安備考
ロングライフパン約30〜60日脱酸素剤入り。常温で長期保存が可能
冷凍パン約1〜3ヶ月解凍後は早めに食べる必要あり
簡易包装パン約3〜7日衛生管理が必要。短期消費が前提

補充や清掃は誰が行う?

作業の担当は、以下のように分かれます。

作業内容担当者補足
商品の補充基本は設置者本人週2〜3回が目安
自販機の清掃設置者または業者外装・トレーの拭き取り、消毒など
商品管理設置者賞味期限切れ商品の入れ替えなど

手間が気になる方は、業者が代行してくれるプランを検討してみましょう。

電源がない場所でも設置できる?

基本的には家庭用コンセント(100V)につなげるのが前提ですが、一部の機種(無電源式のロッカー型自販機)では電源不要タイプもあります。

電源がない場所で使いたい場合は、対応機種かどうかを事前に業者へ確認するのが安全です。

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まとめ

本記事では、パン自販機の導入方法やおすすめ機種、設置のコツまで解説してきました。

それでは、この記事の要点を振り返ってみましょう。

  • 無料設置型なら「コモのパン自販機」「ボスマート」がおすすめ。初期費用ゼロで始められ、補充や保守も代行してもらえる
  • 購入型なら「スマリテ」が最有力。IoT管理や補助金対応など、低コストで自由度の高い運営が可能
  • レンタル型は月額2〜3万円程度から利用可能。メンテナンス込みのプランもあり、短期導入にも向いている
  • 導入費用は50〜200万円、ランニングコストは月5,000円前後が目安。初期費用を抑えるには補助金の活用がカギ
  • 月間売上は3〜10万円。初期投資100万円なら平均20ヶ月で回収できる想定
  • 設置場所は駅前やオフィス内が売上効率◎。自宅や店舗前でも副収入を狙える
  • 保健所への営業届出は必須だが、スマリテなら申請サポート付きで初心者も安心
  • 設置事例には、惣菜パン・訳ありパン・売れ残りパンなど、多彩な販売スタイルが存在

本記事を参考に、自分の目的や運用スタイルに合ったパン自販機を見つけて、収益化を目指してみてください。

中でも、補助金の活用や自由な商品設定、申請の不安をサポートしてほしい方には、スマリテのようなサポート付き購入型モデルが最適です。

無人運営でもしっかり売れる仕組みを整えたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  • 持ち逃げリスク無し
  • 1台で『常温・冷蔵・冷凍』3つの温度帯に対応
  • テック業界初!3つの物体識別方式を統合
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