スマート販売機「スマリテ」がビジネス専門情報誌「ビジネスチャンス」に掲載されましたので、ご紹介いたします。
狭小地活用「スマリテ」
同社は有人店舗の人手不足や規格外商品の流通、廃棄ロス削減を目的として、無人小売基幹システム「スマリテ」とスマート販売機を開発した。
同システムは、商品検知システムや自動課金決済機能などの機能を持つ。
現在は食品流通の大手企業や鉄道事業者など、約100社以上に導入されている。
社会貢献型スマート自販機|国内初のシステムで小売業の課題解決を実現
代金未回収リスクを回避
無人店舗の支払い方法は、セルフレジが主流となっており、精算忘れや盗難、代金未回収などの問題が発生している。これらを解決するのが同社が開発した無人小売基幹システム、スマリテのスマート自販機だ。
「スマリテ」は、都度購入と後決済を自動化した国内初のモデル。重さ・ICタグ・AIカメラの3パターンから取り出された商品を特定し、自動課金の機能で、取り出された商品に応じた金額を決済する。
そのため監視カメラに依存する必要がなく、無人販売でも代金の未回収が発生せず、セキュリティ向上にも貢献している。
また、商品補充時の棚入登録や消費期限監視も完全に自動化されているため、冷蔵などの生鮮食品を販売出来る国内初の無人化ソリューションである。
利用方法は、専用アプリを登録し、電話番号、生年月日、支払い情報を入力。
フルキャッシュレスで24時間利用可能だ。
アプリで自販機のQRコードを読み込むと扉が開く。
好きな商品を選び、扉を閉めることで支払いが完了する。
スマート自販機は、扉開閉のショーケースのため、落下強度やパッケージのサイズを気にせず販売ができる。
そのため、従来の無人販売所、無人売店においての24時間営業、職域における福利厚生、農家直売による規格農産物の販売、ポップアップで新商品のPR、試供品の提供など、さまざまなシーンで利用可能だ。
食品においては、賞味期限が迫っているなどの理由で販売不能となる商品を営業時間外に特別価格で販売することで廃棄を減らすことができるため、食品廃棄物の量を削減し、環境への負荷を軽減することができる。
小売業の参入障壁をゼロに
スマート自販機は、1平米に1台設置可能です。導入費用は、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯の調整可能なフルスペックの自販機で50万円台からで、システム利用料は月額数千円となります。
IT導入補助金にも対応しているため、1/3の自己負担で導入できる可能性もあります。
また、同社は導入事業者向けにスマリテと連動する「運営用アプリ」も開発。
販売、在庫管理、会計、商品登録、ユーザー管理、決済システムなど、遠隔で操作できる機能を30項目搭載しています。
今後は、空きテナント、遊休地の有効活用や過疎地域における買い物不便の解消、地域密着のスーパーの支援や高齢者の生活支援、そして個人を中心とした小売業の無人化を視野に入れています。
さらに、新規販売チャネルの創出、赤字にならない販管費ゼロの小売業、生産者の手取り収入向上など新規事業支援をして、誰でも小売業に参入できるようなサービスの提供を目指します。
- 代金未回収などの課題を解決できるシステムと自販機を国内で初めて開発
- 運営用アプリで、遠隔での消費期限監視や温度、価格の調整も可能