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福岡国際空港にて“無人販売 × 農家直売”を実現

■背景と目的

世界の輸出市場規模は100兆円超にのぼる中、日本の農林水産物・食品の輸出額は1.4兆円(2023年時点)と、まだ伸びしろの大きい分野です。
「日本の農家をもっと儲かる主役に」「日本の“こだわり”を世界に届けたい」――そうした想いから、本事業では“空港”という国際的な舞台を活用し、訪日外国人に向けた農家直送の食の魅力発信と越境EC型の購入導線を整備します。

■ 日本の農産物を“空港から世界へ”

2024年7月に福岡空港出発ロビーにオープンした「Wafood空港店」に続き、2024年11月からは国際線搭乗ゲートエリアにて、JTB運営の販売スペースを通じて無人販売機による実証展開をスタート。九州各地の農水産加工品を、訪日外国人旅行者に対し非接触・非対面で販売しています。

■ 技術の力で「農家が主役」の売場を実現

スマリテが提供する無人販売機は、単なる冷凍自販機ではありません。クラウド管理による在庫・販売状況の可視化、今後はLINE連携によるクーポン配信、マイナンバーカードやパスポートによる本人認証なども提供して参ります。国内唯一の保健所から認可されたHACCP対応の温度監視機能まで備えており、農業の“出口戦略”に最適化された販路として機能します。

■空港利用の訪日外国人にも優しい、“タッチ一つ”でのスマート決済を実現

スマリテが提供するスマート販売機・無人店舗は、現金もアプリ接続も不要。
クレジットカードや交通系ICカードをタッチするだけで、即時決済が完了します。
訪日外国人旅行者にとって、日本での買い物における最大のハードルである「言語の壁」「支払い手段の違い」を、シームレスに解消します。

  • 現金不要:両替の必要なし。小銭・紙幣を扱う手間ゼロ
  • アプリ不要:スマホに日本のアプリ登録・ログイン操作も不要
  • タッチ決済対応VISA・Mastercard・交通系ICカードをかざすだけ
  • 接客・有人対応なしでも完結:完全無人で買い物完了

「アプリも現金も使えず戸惑った」という訪日客の不満を、スマリテは“タッチ一つで完了するUX”で解決します。

■100%の識別精度、優れた3つの独自性

100%の識別精度、優れた3つの独自性
(AIカメラ・ハカリ・ICタグ(RFID)方式)

【正確で再現性の高い識別】
AIカメラ機能だけでは、商品の見た目(パッケージの光沢・角度・配置)により誤認識が起こりやすく、特に重ね置きや類似商品では精度が落ちます。
→ スマリテは重量センサー(ハカリ)方式を採用し、実際に取られた商品の重さで正確に判断するため、誤認識ゼロに近い運用が可能です。

②【賞味期限管理とHACCP対応が可能】
AIカメラは見た目の認識のみのため、賞味期限が出来ません。
→ スマリテは、棚単位の賞味期限管理を実現。また国内で唯一、HACCP対応機能を搭載

メリット:

  • レーン単位での期限アラート機能
  • HACCP対応のトレーサビリティ
  • 冷蔵・冷凍のクラウド切り替え機能